写真カメラ用語集

あ行

アスペクト比(あすぺくとひ)

画像の長辺と短辺の比率。

デジタルカメラでは主に「3:2」、マイクロフォーサーズでは「4:3」の比率です。

写真プリントのサイズとして一般的なLサイズは「1:1.427」となっており、カメラの縦横比とは微妙に異なります。

アングル(あんぐる)

撮影する時のカメラの上下の角度。

  • カメラを下に向ける…ハイアングル、俯瞰(ふかん)
  • カメラを正面に向ける…水平レベル
  • カメラを上に向ける…ローアングル、煽り(あおり)
一眼カメラ(いちがんかめら)

レンズ交換式カメラの総称で、ミラーレス一眼と一眼レフの双方を指します。

元々は一眼レフという名称を使っていましたが、ミラーレス一眼の登場からこの名称が登場しました。

ISO感度(いそかんど)

電気の力で写真の露出を変えるカメラの設定。

アイエスオー、アイソという事も。

イメージセンサー(いめーじせんさー)

フィルムに代わって登場した、光を読み取る部品。

HDR合成(えいちでぃーあーるごうせい)
F値(えふち)

レンズの絞りの開口面積を数値化した値。

オートフォーカス(おーとふぉーかす)

自動でピントを合わせるカメラの仕組み。機構。

親指AF(おやゆびえーえふ)

か行

諧調(かいちょう)

光、色のグラデーション。

Jpegは8bitなので256段階。

RAWデータはbit数が多いため、Jpeg編集より綺麗な写真をアウトプットする事が可能。

画素(がそ)
画質(がしつ)

画素数やノイズの有無など、画像の総合的な品質。

キャリブレーション(きゃりぶれーしょん)

デジタルの信号とモニターやプリンターの出力は異なったり、ズレが生じたりするものです。

このズレを修正することを指します。

日本語で校正。

高級コンデジ(こうきゅうこんでじ)

コンデジの形をしているけど、普通のコンデジより画質が1ランク上のカメラ。

正確にはイメージセンサーの大きさが一般的なコンデジより大きい。

正式名称ではないため、メーカーによって呼び方が異なり、高級コンデジと呼んでいるメーカーはありません。

合成写真(ごうせいしゃしん)

1枚の写真に複数の写真を重ねる写真表現。

度合いによっては写真表現ではなく美術表現と言われることも。

さ行

最短撮影距離(さいたんさつえいきょり)

装着しているレンズで、最も近くにピントが合う、被写体から撮像面までの距離。

ワーキングディスタンスとは少し違う。

絞り(しぼり)

レンズの開口面積で写真の露出を変えるカメラの設定。機構。

シャッタースピード(しゃったーすぴーど)

シャッターの開口時間で写真の露出を変えるカメラの設定。

収差(しゅうさ)

画質の劣化の中でレンズ由来に起こる現象の総称。

  • 単色収差
    • 球面収差
    • コマ収差
    • 非点収差
    • 歪曲収差
    • 像面歪曲
  • 色収差
    • 軸上色収差
    • 倍率色収差
スマートフォン(すまーとふぉん)

一眼カメラの後を追う厄介なヤツ。

素人を欺いて「一眼カメラで撮ったみたい」「一眼カメラはもう要らない」という理論を解いているが、現実を見れば結果は一目瞭然である。

しかし、性能が上がる速度が異常に早く、カメラ業界としても焦っていないわけではない。

センサーサイズ(せんさーさいず)

イメージセンサーの大きさの事。

デジタルカメラでは大きい順に以下が存在します。

  • 35mmフルサイズ
  • APS-C
  • マイクロフォーサーズ

また、フルサイズより大きい中判というサイズも存在します。

た行

ダイナミックレンジ(だいなみっくれんじ)

カメラが1枚の写真で残せる明るさの範囲の事。

TTL(てぃーてぃーえる)

レンズを通った光を判断基準に動作する仕組みの事。

TTLという名称は残っていませんが、カメラに搭載された露出補正やオートフォーカスはTTLです。

外部の露出計や測距計を用いる場合はTTLではありません。

TTL調光(てぃーてぃーえるちょうこう)

ストロボがレンズを通した自身の光量を見て明るさを自動調整する機能。

な行

流し撮り(ながしどり)
ノイズ(のいず)

イメージセンサーの性能や写真編集によって出現する、意図としない色や明るさ。

ネオ一眼(ねおいちがん)

一眼レフの形状をしたコンデジ。望遠性能に強いカメラが多い。

正式名称ではないため、メーカーによって呼び方が異なり、ネオ一眼と呼んでいるメーカーはありません。

は行

フラッシュ(ふらっしゅ)

瞬間的に発光して露出を調節する道具。

マグネシウムを燃やしていた時代もありましたが、火災などのリスクがありました。

別名スピードライト、ストロボ。

ブリージング(ぶりーじんぐ)

ピントの操作によって画角や焦点距離が変動する現象。

高性能なレンズほどブリージングが発生しにくい。

ボケ(ぼけ)
ポジション(ぽじしょん)

撮影する時のカメラの高さ。レベルとも呼ぶ。

  • 目より高い…ハイポジション
  • 目の高さ…アイレベル
  • 腰の高さ…ウエストレベル
  • 腰より低い…ローポジション
ヘリコイド(へりこいど)

レンズ内の螺旋機構を前後させてピントや焦点距離を調節する仕組み。

ま行

マクロ撮影(まくろさつえい)

被写体を被写体以上の大きさで写す撮影方法。

接写、クローズアップと呼ぶこともあります。

1/2倍の大きさをハーフマクロ、1/4倍の大きさをクォーターマクロと呼びます。

や行

ら行

RAW現像(ろーげんぞう)
レタッチ(れたっち)
露出(ろしゅつ)

写真の明るさの事。

フィルム(感光剤)が暴露して光を受ける事からこの名前が付き、現在もこの名称を使っています。

わ行

ワーキングディスタンス(わーきんぐでぃすたんす)

装着しているレンズで、最も近くにピントが合う、被写体からレンズの先端までの距離。

最短撮影距離とは少し違う。