運動会用カメラにネオ一眼はいかが?

当ページのリンクには広告が含まれています。

秋といえば運動会のシーズンですね。

(最近は熱中症対策で秋に運動会をしないらしいですが)

運動会での写真撮影では望遠のできるカメラが必要になってきます。

スマートフォンのカメラで運動会を撮影するのは正直難しいです。

レンズ交換式カメラ(一眼カメラ)ほどカメラに興味はないけど、運動会くらい良いカメラで撮りたい

そんな人に向けて作られたネオ一眼について紹介していきます。

目次

ネオ一眼とは

一眼レフと見間違えてしまいそうな見た目ですね。

ネオ一眼とは一眼レフの形状をしたコンパクトデジタルカメラ(以下コンデジ)です。

一眼カメラはレンズの交換ができるのに対し、ネオ一眼はレンズの交換ができません

高級コンデジの記事にも書きましたが、一眼カメラの純正のレンズはあまり良いものではありません。

ネオ一眼はレンズの交換ができないので、高級コンデジと同様にカメラとレンズ両方に性能の良い物が搭載されています

ネオ一眼という名称はあまり普及しておらず、「ソニー ネオ一眼」などで検索しても出てきません。

ネオ一眼の定義が正確に決まっておらず、メーカーも位置づけが難しいのだと思います。

例えばソニーのサイトではネオ一眼は高級コンデジシリーズであるRX100シリーズと同じ扱いになっています。

ネオ一眼と他のカメラとの違い

ネオ一眼と一眼カメラの違い

ネオ一眼はレンズの交換ができない以外にも違いがあります。

デジタルカメラにはイメージセンサーと呼ばれる、光を受ける画用紙のような部品が存在します。
基本的にイメージセンサーが大きいと高価になり、画質も上がってきます。
逆に小さいと安価になり、画質は下がります。

ネオ一眼のイメージセンサーは一眼カメラより小さくスマートフォンより大きい物が多いです。
具体的な大きさとしては1型か1型よりやや小さいサイズです。メーカーやモデルによって変わってきます。

画質を一眼カメラと比較するとやはり劣ってしまいますが、写真としてプリントする分には1型でも十分に綺麗です

ネオ一眼と高級コンデジの違い

高級コンデジもネオ一眼と同様にカメラとレンズ両方に良い物が付いたカメラです。

主な違いはレンズの性能で、ネオ一眼は高級コンデジに比べてズームのできる領域が大きいモデルが多いです。

一方高級コンデジはネオ一眼よりズームができない反面、ネオ一眼より更に明るいレンズを装着し、手持ちでの夜景やボケの良い写真撮影などが可能です。

一眼カメラとネオ一眼で価格を比較

ネオ一眼と同じようなカメラを一眼レフで再現するとどれくらいの価格になるのでしょうか。
RX10M3を比較対象に比べてみました。

RX10M3は焦点距離600mmという望遠でありながら、F4.0という明るいレンズ(手ぶれしにくい)を搭載するモデルです。
また連写も早く、一瞬を撮り逃す事が少ないまさに運動会用のカメラです。

現在のAmazonの価格が約13万円
カメラデビューには高価かもしれませんが、もしもこのカメラを一眼カメラで再現するとどれくらいの価格になるのでしょうか。

比較対象のカメラは運動会用という事で、連写の速いカメラを選びました。

フルサイズ一眼レフの場合

フルサイズはプロカメラマンがよく使用する一眼カメラです。
イメージセンサーが大きく、高画質です。

連写が得意なフルサイズ一眼レフというと、Canon EOS-1D X Mark IIやNikon D5ですが、両機共にボディーのみで50万円を超えます

レンズもかなり高価で、600mでF4.0のレンズの価格は約100万円です。(桁間違えてないです)

少しレンズの性能を下げればTAMRON150-600mm F5-6.3が約9万円でありました。
このレンズはコスパが良くかなり人気のレンズですが、RX10M3と比べるとレンズが暗いので手ぶれなどが起こりやすくなってきます。

APS-C一眼レフの場合

APS-Cは初心者から中級者向けの一眼カメラで、一番普及しているカメラでもあります。

APS-Cのカメラで600mmを再現しようとすると400mmのレンズを装着すれば同程度の画角になります。

連写が得意なAPS-C一眼レフといえばCanon EOS 7Dが挙げられます。
現在の価格は11万円とやはり高価です。

EOS 7Dに装着できる400mmF4.0のレンズが見つからなかったのですが、近いものとしてTAMRON 18-400mm F3.5-6.3が見つかり、現在の価格は8万円

レンズの性能はRX10M3の方が明るいレンズが搭載されているので、RX10M3の方が動体に向いています。

本体とレンズ合わせて19万円で、やはりネオ一眼のRX10M3の方が安いです。

ネオ一眼の選び方

今回は運動会がテーマなので、運動会向けのネオ一眼の探し方について紹介します。

望遠の距離

運動会用途において一番重要です。

店頭では「○○倍ズーム」と表記してある事が多いです。
しかし重要なのは「35mm換算でどれくらいズームできるのか」という点です。

35mm換算という用語は覚えなくても大丈夫です。
お店で店員に「このカメラ35mm換算でいくらですか?」と聞いてみるのが一番早いです。
(ホームページでも確認できますが、初心者には少し分かりにくいかもしれません)

確認すると「▲▲mm~○○○mmですよ」と教えてもらえます。
重要なのは○○○mmの方(桁が多い方)で、こちらが望遠の距離になります。
運動会だと最低でも200mmは必要になってきます。

必要な望遠の距離は会場の大きさによって異なるので、自分に合った物を選びましょう。

オートフォーカス性能

運動会は動きの早いイベントなので、できるだけオートフォーカスが速く正確なモデルがいいです。

店頭で色々な物にピントを合わせてみましょう。

速いだけではなく、狙った場所にピントが合うかという点も重要になってきます。

連写速度

連写が遅いと大切な一瞬を撮り逃してしまう可能性があります。
連写が速いモデルを選びましょう。

目安として1秒間に10連写できれば連写の得意なモデルと言えます。

ISO感度

電気の力で明るさを調節するのがISO感度です。

ISO感度を上げて写真を明るくすれば、シャッタースピードを短くして手ブレを軽減できます

しかしISO感度の上げすぎはノイズが出てしまい画質の劣化を招きます。

ノイズは店頭での確認が難しいのが現状です。
「高感度モデル」などと書かれていればノイズに強いモデルです。

昼間の撮影がメインなのであまり気にしなくてもいいかもしれません。

ファインダー

カメラの上部にある覗き窓です。
背面モニターを見ながら撮影も可能ですが、望遠での撮影は身体の重心の安定も大切です。
ファインダーを覗きながら撮影した方が重心が安定するので、ファインダーが搭載されているモデルを選びましょう。

書き込み速度

少し本題から外れるようですが、カメラの性能ではなくSDカードの性能です。
SDカードの書き込みが速いと、次のシャッターが直ぐに切れます

SDカードのパッケージでは少し分かりにくいので、店員に確認してみましょう。

目次