RAW現像の効率の良い編集手順はこう!

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フォトレタッチの意味は非常に広く、センサーダストを消したり、肌荒れを誤魔化したりといった作業はフォトレタッチの作業ですし、Jpegの写真編集もレタッチに含まれます。

RAW現像もフォトレタッチの分野に含まれますが、その中でRAWデータを扱う写真編集をRAW現像と呼びます。

RAWデータはファイル容量が大きく、観覧に専用のソフトが必要というデメリットがあるものの、Jpegより明るさと色の情報量が豊富で、補正を細かく行えるので、自分が作りたい写真を正確に作れる事がRAW現像の最大のメリットです。

そう!RAW現像とは言うなら明るさと色の調整!

何故こんな事を今さら言っているのかというと、RAW現像ソフトの多くにはレタッチ機能も豊富で、どこからがRAW現像なのか分かりにくいからです。

この記事ではそんなRAW現像ソフトの機能の中から、ザ・RAW現像という機能を実際のRAW現像の手順に沿って紹介していきたいと思います。

今回はこの写真を編集します。

方向性として蝶の羽の鮮やかさを表現したい。

ちなみにRAW現像に明確な手順は存在しません。欲しい写真が完成すればそれでOKです。

しかし効率の良い作業手順は存在し、僕はこの記事で紹介する手順が最も効率が良いと思っています。

あくまで作業効率の話ですし、決まりもルールも存在しないので、前の作業に戻っても問題ありません。

目次

収差を取り除く

まず行う操作はレンズの収差の除去です。

収差はレンズの個性と見られる場合もありますが、基本的にはマイナス評価なので、編集で改善します。

画質改善を得意とするRAW現像ソフト

ディストーションとパースの補正

レンズ特有のディストーション(歪曲収差)やパースペクティブを補正します。

これらの補正によって写真は変形します。先にトリミングを行うと、歪み補正の変形によって再び画角を調節する作業が発生するため、トリミングより先に歪み補正を行いましょう。

フリンジの除去

レンズの収差であるフリンジを除去します。

フリンジを放置したまま、露出の補正に入ると、コントラスト差の激しい部分のチェックが難しくなります。

露出補正に入る前に、フリンジは除去しておきましょう。

画角を整える(トリミング)

歪曲収差やパースペクティブの補正が終われば、写真のサイズを調整します。

アスペクト比

写真の縦横の比率です。

カメラの種類によってアスペクト比が異なる場合があります。

また、パースペクティブの補正によって一部がトリミングされている場合もあるので、写真全体の画角を見直しましょう。

プリントを行う場合も印画紙によってアスペクト比は変わってくるので、印画紙と同じアスペクト比に合わせます。

僕はプリントをする時以外は3:2で統一しています。

角度

撮影時の角度のズレや、パースペクティブの調整によって角度にズレが生じている場合は角度も合わせましょう。

僕はやや広めに撮ってRAW現像で微調整をします。

ホワイトバランスを合わせる

今回は屋外晴天だったので、ホワイトバランスの補正は無し。

ホワイトバランスは写真のアクセントとして使うこともありますが、基本は補色(反対色)を当てて写真を基点に持っていく機能です。

ホワイトバランスの変更によって露出が前後するため、ホワイトバランスは露出補正に入る前がおすすめです。

カラーピッカーで写真の白い部分を指定すると色温度と色かぶりが同時に補正できます。

色温度と色かぶり

  • 色温度…写真に「青or橙」を加えるパラメータ
  • 色かぶり…写真に「緑or紫」を加えるパラメータ

写真における色は、太陽光や照明の色、反射によって変動します。

問題がある場合はホワイトバランスで色を補正します。

基本的に色温度で解決しますが、それでも違和感があれば色かぶりが原因である事が多いです。

明るさを補正する

ここまでは、言うなら写真を編集の基点に持ってくる作業でした。

そして実質的にここからがRAW現像の本番です。

露出

写真全体の明るさを変更します。

ベースが良ければここでほぼ完成します。

コントラスト

写真全体の明るさの差に強弱を付けるパラメーターです。

明瞭度

コントラストに近いですが、コントラストよりも明るさに敏感で、少しでもかなり強く効果が出ます。

明瞭度はゴリゴリ変化するので面白いですが、やりすぎは禁物

明るさを作り込む

特定の明るさの部分をピックアップして補正する機能です。

トーンカーブ

特定の明るさを固定し、弧を描くように自然に明るさを調整します。

固定するポイントを増やしすぎると逆に不自然になるので注意。

ハイライト、シャドウ

明るい部分、暗い部分をピックアップして明るさを補正します。

白レベル、黒レベル

白をより白く、黒をより黒くします。

色を補正する

色の補正は明るさの補正が終わってから行いましょう。

明るさの補正によって色も変化するためです。

彩度

色の濃さを司るパラメーター。

最終仕上げ

最後の調整です。

ここまで来たら「もう他の補正はやらん!」という気持ちで作業に入りましょう。

写真の完成度によっては最終仕上げは不要な場合もあります。

部分補正(マスク)

特定の部分をマスクして、明るさや色を微調整します。

HSL

色を指定して、カラーシフト、彩度、輝度の変更を行います。

写真の最後の仕上げ。写真が上手い人はこの調整が圧倒的に上手いです。

え?俺?ゴメン!あ、用事思い出したわ!!

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