プロモーションコード
\oredejiNEOで更に割引き/
20周年セール中
プロモーションコード
\oredejiNEOで更に割引き/
20周年セール中
「お、なんかこの写真キラキラしててスゴい」
その写真はHDR合成で作られた写真かもしれません。
HDRとはハイダイナミックレンジの略で、文字通り、幅が広いということです。
何の幅かというと、光の幅で、シャドウからハイライトまで、正しい色として再現できるという事です。
ちなみに人の目のダイナミックレンジはカメラよりも優れています。
LightroomやPhotoshopなどで写真の編集に触れたことのある人はご存知だと思いますが、写真編集にはシャドウやハイライトといったパラメーターがあります。
シャドウは写真の中の暗い部分、ハイライトは写真の中の明るい部分を呼びます。
これらの露出に関わるパラメーターを変更して、全体の露出をフラット(ハイライトを下げる、シャドウを上げる等)にします。
こうしてできた写真をSDR(スタンダードダイナミックレンジ)と呼びます。
パラメーターを触るだけで再現できるSDRですが、1枚の写真ではシャドウやハイライトの部分は正しい色が残っていない場合が多くあります。
これはイメージセンサーのダイナミックレンジ性能による物で、カメラの性能の限界と言う事もできるでしょう。
このような写真で補正を行うと、ノイズや白飛びが写真に現れて、画質の低い写真になってしまいます。
1枚の写真から作れるSDR写真は手軽ですが良い事ばかりではないのです。
デメリットのあるSDRですが、これを解消する方法がHDR合成です。
HDR合成とは、露出の異なる複数の写真を合成して、正しい色を再現する合成技術です。
色再現の高さと、人の目のダイナミックレンジが広い事から、広告写真などでもHDR合成が用いられます。
合成というとネガティブなイメージが強いですが、同じ写真を複数合成しているだけなので、個人的には多めに見てほしい合成分野でもあります。
同じ写真を複数合成するHDR合成。具体的には一般的に3〜5枚くらいを合成します。
露出の異なる写真が多い方が、より正しい色が再現できるのは言うまでもないでしょう。
特に逆光でハイライトとシャドウの差が激しい場合は、3枚程度の合成では正しい色が戻ってこない事もあり得ます。
そういった場合は更に明るい(暗い)写真を撮影して、合成する必要があります。
同じ画角の写真を複数準備するので、三脚があった方が安定した写真が撮れます。
しかしHDR合成ソフトの多くは、ある程度のブレならソフト側で調整してくれるので不要な事も多いです。
ソフトで調整する際に少しトリミングされるので、僕は少し広めに撮影しています。
プラス補正の写真はシャッタースピードが長くなる事もあるので、手ブレをする場合は三脚を使用しましょう。
カメラの設定は絞り優先にして、ボケ具合いが変わらないようにします。
もう一つ、上でも書きましたが、手ブレしないシャッタースピードかもチェックしておきましょう。
ISO感度はシャッタースピードが問題なければ固定。手ブレしそうなら、オートでカメラ任せにするのも選択肢の一つです。
手ブレはNGですが、被写体ブレはソフト側のゴースト除去で対処が可能です。
主題でも副題でもない、たまたま入った小さい鳥とかね。
HDR合成において最も重要なのが連続ブラケット(ソニーの場合)というドライブモード。
連続ブラケットとは、異なる露出を複数枚連続で撮影するモードで、HDR合成にうってつけの撮影モードです。
連続ブラケットでは、更に露出のステップや撮影枚数を変更できるので、用途に合わせて変更しましょう。
キヤノンの場合はABE、ニコンの場合はAEブラケティングというようにメーカーによって名称が異なります。
RAW現像ソフトの鉄板、Lightroom ClassicでもHDR合成は可能です。
良くも悪くも、あくまで写真表現らしいラインを維持しており、HDR合成でよくある「やりすぎ感」が出にくいのが特徴の一つです。
既に利用している人は、出費が出ないのも魅力です。
写真表現らしいLightroom Classicに対し、アーティスティックな表現が特徴的なSkylum社のAurora HDR。
豊富なプリセットで、迷う事のない快適なスタートダッシュを切る事ができます。
HDRノイズの除去やHDR明瞭度などHDR合成特有の補正機能もあり、お金を出して買う価値のあるソフトです。
Auarora HDRはLuminarと統合しました。
最後に自戒の意味も込めて、伝えたい事があります。
それは「過剰な編集は止めましょう」という事です。
僕もついやってしまうのですが、HDR合成は元の写真から想像できない程の仕上がりを見せる事もあり、「俺の写真凄くね?」という錯覚をしてしまいます。
HDR合成は、ただの編集技術であって、写真が上手になっているわけではありません。
編集技術が過信に繋がらないよう、写真の腕を磨いていきましょう。
プロモーションコード
\oredejiNEOで更に割引き/
20周年セール中