合成写真の種類を知った上で是か否かを判断するべき

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写真を撮っていると、「こういう場合どうしたら?」「この写真どうやって撮ってるの?」という場面が出てくると思います。

その解決方法は合成しか無いのかもしれません。

ただ「合成」と言われると、なんだか踏み入れては駄目な領域のような気がしませんか?

合成とはいえ種類は様々で、「全ての合成は悪」というのはあまりに浅はかです。

編集に関する僕の気持ちはこの記事をどうぞ。

写真の合成はフィルムの時代から盛んに行われており、世の中が思っている人を騙すような合成ばかりではありません

デジタルカメラの現在となった現在はPCを使えばどんな合成も可能ですが、中にはカメラ内に搭載される写真表現としても楽しめる合成や、画質を改善するための合成も存在します。

そんな写真の合成を、一般的に身近な合成から順番に紹介したいと思います。

目次

フォトモンタージュ

写真の一部を切り取り、別の写真に貼り付ける合成方法です。

写真を趣味としていない人を含めるとおそらく最も多くの人が合成写真と聞いて思い浮かべる合成ではないでしょうか。

今となってはデジタル合成が一般的で、人を騙すような合成も多いですが、アナログ時代のロールフィルムが登場した頃から存在しており、モンタージュの写真展が行われるほど盛んに行われていた時代もありました。

しかしフォトモンタージュも写真表現というより美術表現というジャンルに該当していたようで、当時から社会風刺や広告など広く用いられていました。

現代でいうフォトレタッチですかね。

パノラマ合成

縦横比が一般の3:2や4:3とは異なる、縦長や横長の写真です。

パノラマ写真もモンタージュと同様にアナログ時代から存在し、横長のフィルムに広角レンズを使用する方法と、分割して複数のシャッターを押す二つの方法が存在します。

デジタルの現在も同様に広角レンズや魚眼レンズを使用してトリミングする方法もありますが、分割して撮影し、PCで合成する方法が一般的です。

スマートフォンや一眼カメラ単体では縦長や横長が一般的ですが、PCを使えば縦横両方を合成する事も可能です。

理論上は上下左右360°まで合成できる。

HDR合成

HDR合成によって生成

カメラには写す事ができる明るさの範囲がカメラの性能として決まっており、この範囲をダイナミックレンジと呼びます。

ダイナミックレンジを超えた場所は黒潰れや白飛びとなって現れ、性能の低い一眼カメラやスマートフォンは明暗差のあるロケーションの撮影が苦手です。

そこで使う合成方法がこのハイダイナミックレンジ合成で、一般的にはHDR合成と呼ばれています。

HDR合成は同じ写真を異なる露出(明るさ)で複数撮影し合成する事で、カメラのダイナミックレンジを超えた写真を生成します。

明暗差の出やすい風景から、正確な色情報が求められる広告まで、様々なケースで利用されます。

スマートフォンでは意図せずにHDR合成で撮影されている事もあります。

高感度ノイズリダクション

高いISO感度で撮影した場合に高感度ノイズというランダムなノイズが発生します。

ランダムノイズという性質を活かし、複数の同じ写真を撮影し、写真を重ねて平均を取る事でノイズを軽減する事が可能です。

高感度ノイズリダクション(NR)として多くのカメラに内蔵されているので、身近ではありますが、カメラ内の高感度NRはJpegでの保存となるため、RAW現像をする人はカメラ内NRは使用せず、Photoshopなどの合成ソフトを使用します。

カメラ内でNRをすると時間も結構がかかるのよね。

高感度ノイズに対するアプローチとしては最も正確で、撮影枚数が多ければ多いほど綺麗な写真に仕上がります。

多重露光

多重露光は1枚の写真に複数の異なる写真を重ねる写真表現です。

技法としては最初に紹介したフォトモンタージュに含まれ、フォトモンタージュと同じ頃から存在しています。

フォトモンタージュとの違いは、多重露光は撮影した写真のサイズのままで重ねる事がほとんどで、撮影したフィルムをあえて巻き上げず、露光が終わったコマに更に露光を重ねていました。

デジタルになった現在はより簡単に多重露光が可能になっており、加算やオーバーレイなど、フィルム時代より表現方法も選択肢が増えています。

深度合成(フォーカススタッキング)

6枚をスタックして生成

一眼カメラといえばボケ味が醍醐味という人も多いのですが、「ボカしたくない」というケースもあります。

このような場合はレンズの絞りを絞れば良いのですが、絞るとISO感度やシャッタースピードの上昇や、小絞りボケの問題もあるので絞るにも限度があります。

このような場合に使用する合成が深度合成で、ピントが合っている範囲を検出し、合成します。

主に被写体との距離が近いテーブルフォトやマクロフォトで使用します。

ピクセルシフト(ハイレゾショット)

写真の色を検出する画素には、それぞれ検出できる色が決まっており、1画素につき「赤(R)」「緑(G)」「青(B)」のいずれか1色しか判断できません。

例えば赤色を出すには、赤の検出画素に赤色が重なっている必要があります。

もう一つ例を挙げると、紫色を出す場合は、赤色の上に赤色、そして隣接する青色の画素に青色を検出し、カメラ内の処理エンジンで「たぶんココは紫色だな」という具合に写真を生成しています。

この“たぶん”というあやふやな部分を解決する合成方法がピクセルシフトです。

ピクセルシフトでは、1枚撮影した後、更に複数回1画素(又は0.5画素)分カメラをシフトし撮影し合成する事で、RGBの全ての色を正しく検出する合成方法です。

同じISO感度で撮影している場合、ノイズリダクションも期待でき、写真の高画質化にはかなり有効な手段です。

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