思考の章– category –
トレンドやスペック競争に翻弄されず、一生の趣味として「撮る」を楽しむための土台を作る場所。失敗しないカメラの選び方から、カメラの歴史に基づいた本質的な写真の考え方、継続するためのマインドセットまでを網羅。初心者が迷走せず、自分だけの視点を持つための「最初の地図」を提示します。
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風景写真とスナップ写真はどう違う?写真のジャンルと楽しさ難しさ
僕を含め、多くの人が日常や旅行先の記録としてカメラを購入したと思います。 日常や旅行といえば、撮影のジャンルとしてはスナップ写真が該当し、スナップ写真には写真の面白さの基本が詰まっています。 ここからスナップを撮り続ける人も多いと思いますが、僕は色々なジャンルに手を出していきました。 そんな中で今は夏は虫のマクロ撮影で... -
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レンズが故障したので、キタムラとソニーの両方で見積もりを取ってきた
カメラをバッグに入れ、「よし!撮影だ!」と意気込みながらバッグを背負った瞬間。 “ゴトッ”と背後から嫌な音がしました。 音のした背後を振り向くと、数秒前にバッグに入れたはずのカメラが床に転がっていました。 急いでカメラの電源を入れると問題なく動作しており、ホッと一安心。 カメラが落下した原因はバッグのサイドアクセスを閉め... -
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写真をプリントする前に知っておきたいカメラと印刷用紙のアスペクト比の違い
この前、祖母の米寿のお祝いがあり、その時の集合写真の編集を編集していた時の事です。 水平を整え、左右の人の肩が丁度収まるようにトリミング。 いつものようにアスペクト比は3:2に設定しました。 集合写真で僕は左端に立っていました。 集合写真を祖母に渡そうとL判でプリントをすると 「なんか俺の肩(左端)切れてない?」「右端も切れ... -
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写真で全ての事は伝わるか?写真における文字の必要性。
先日、近所の動物園で「子供とミラーレス一眼で動物を撮ろう」といったイベントがありました。 えぇ、もちろん参加しました。子供と写真を楽しみたかった事もありますが、何より貸し出しのカメラがニコンだったので。 僕はソニーとOMシステムユーザーなのですが、ニコンの絵作りがとても好きなのです。 まぁこんな話はどうでも良い。 今回参... -
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ピンホールレンズの自作で学ぶ。光学の歴史と難しさ。
こんにちは!機材貧乏の俺です!今日はレンズを作ります! 今回自作するレンズはピンホールレンズと呼ばれる、光がピンホール(針穴)を通るだけのシンプルな作りのレンズで、とても簡単に作成でき、材料も少ないので少ない出費で制作が可能。 また、(ピンホールレンズという名称でありながら)レンズを使用しないので収差や口径食が発生し... -
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カメラの歴史を動かしたカメラはどのように誕生したのか
光の発見と屈折による光学 光を感光剤に反応させる化学 絞りや巻取りによる機械工学 プログラム制御による電子工学 カメラの歴史を遡ると、上記のような様々な技術が重なり合うことで完成しました。 現在はデジタルカメラが主流であることから、感光剤やフィルムによる化学分野とは縁が切れたとも言えますが、新機能を搭載したカメラや、新し... -
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「写ルンです」は子供にも使える?6歳と4歳に旅行で持たせてみた
親の望みの一つとして、「我が子と趣味を楽しみたい」という事は誰もが一度は思うのではないでしょうか。 そう!俺は子供とカメラを楽しみたい!! 今まで、トイカメラを与えてみたり、ピンホールレンズを作ってみたりと、あの手この手でカメラに触れさせていますが、今回は富士フイルムの「写ルンです」を使わせてみました! 写ルンですと言... -
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シリコンの黄ばみを落とすぞ!ディフューザーにあの頃の白さを!
僕はシリコン製のディフューザーを愛用しています。 ある日、このディフューザーを使って写真を撮っていると、白い花を撮っているのに、花が黄色気味に写っている事に気づきました。 花の色が見た目と違う ディフューザーをよく見ると、経年劣化で色が黄色く変色しており、色の違和感も納得。 黄色く変色したシリコン製ディフューザー お気に... -
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カメラの発展を支えた感光剤とフィルムの歴史
フィルム写真の魅力は、デジタルでは味わえない“光と化学の記録”にあります。 しかし、フィルムがどのように誕生し、どのように進化してきたのかを知る人は意外と少ないかもしれません。 この記事では、フィルムの歴史を起点に、写真技術の進化と共に歩んできた“感光剤”と“フィルム”の発展過程をわかりやすく解説します。 デジタルカメラが普... -
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コンピュテーショナルフォトグラフィーによる写真の未来を考える
様々なクリエイティブな分野でAIによる機能が登場しており、カメラや写真も例外ではありません。 しかしカメラや写真におけるAIの機能は、プロカメラマンと写真愛好家と、それ以外(カメラを使わない人)で大きく分かれています。 そんなカメラや写真におけるAI機能と、カメラのそう遠くない未来について考えてみました。 AIに全てを任せたい... -
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一眼カメラは必要か?スマホで十分と言われる時代にカメラを選ぶ理由
スマホで十分と言われる時代でも、一眼カメラには圧倒的な高画質、レンズ交換の自由、撮影に集中できるデザインなど独自の魅力があります。本記事では、初心者でも分かる一眼カメラの必要性と楽しさを詳しく解説します。 -
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カメラにF値が必要な理由。レンズのF値が変な増え方をする理由。
F値とは端的にいうと、光が入る面積を指し、入門向けには「数字が低いと光線束が増えてボケ、数字が高いと光線束が減ってピントの範囲が広く見える」といったように教わります。 ではカメラでは何故F値という数字が必要なのでしょう? 面積ならばm2(平方メートル)ですし、光の量ならLu(ルーメン)やLux(ルクス)といった単位があります。...
