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先日、子供の運動会がありました。
去年は子供は1歳での参加で、「動く競技は少ないだろう」という読みのもと、描写の良い単焦点で挑んだのですが、結果は撃沈。
前回の失敗を踏まえて今年は70ー300mmの望遠レンズ持って参加しました。
70-300mmというと70-200mmに次ぐ望遠レンズです。
70-200mmはF2.8、F4.0の通しが基本ですが、70-300mmクラスからF値が焦点距離に応じて変動します。
今回持って行ったレンズもF4.0-5.6で明るさが変動するレンズでしたが、この明るさについても紹介します。
早速結果ですが、運動会のメイン種目はバッチリ撮影できました。
僕にとって300mmという焦点距離は本当にベストとも言える画角でした。
運動会というと望遠側に目が行きがちですが、何気に良い仕事をしたのが広角端の70mmです。
70mmは競技中に最接近している子供に対して良い焦点距離でした。
雨上がりで曇っていたけど、F5.6の暗さも全く問題ありませんでした。
オフショットは舞台裏。年長や年中の応援をする我が子を撮ろうと試みました。
結果的には300mmでは足りず、大きくトリミングして対応しました。
オフショットまで撮影しようと思うと300mm以上の焦点距離になりますが、300mmに次ぐレンズとなると400mmです。
しかし400mmのレンズのほとんどが広角端は100mmです。
上で書いたように70mmという焦点距離はとても良い画角だったので、70mmを諦めるという選択肢はありません。
オフショットについては僕にも原因があって、撮影のスイッチが入らず、自分の足を動かさずにテントから撮影しました。
オフショットは競技中より撮影ポジションに縛られないので、オフショットこそ足で稼ぐべきでした。
300mmと400mmの差って意外と少ないので、オフショット目的なら足で稼ぐのが一番な気がしています。
この翌年。新たに100-400mmを購入して撮影してきました。
2020年でコロナの年でもあり、運動会の規模は縮小。
縮小の影響でプライベートスペースが広く、難なく最前列での撮影ができました。
望遠端の300mmも「もう少し欲しい」と思っていたのですが、実際に400mmを使ってみるとそう違いが体感できず、「これくらいならトリミングして逃げてもいいかな」くらいの違いでした。
他にも、広角端の70mmが使えない点が痛く、子供が接近した時に対応しきれませんでした。
具体的には前列で撮ると「顔と身体は入るけど、平均台は入らない」といった事があり、情報量不足な写真になってしまいました。
ただ、撮影ポジションで解決できそうな課題なので、半分は「自分の技量が無かったな」と思っています。
100-400mmは小学生からかな。
2回の運動会を通して、子供が小学校に上がるまでは運動会は70ー300mmで挑もうと決めました。
撮影のポジション取りにもよりますが、徒競走ではスタートラインで300mmで撮影開始、徐々に焦点距離が縮まり、最接近するコーナーは70mmで撮影。
70-300mmは画角を余す事なく使うベストレンズでした。
運動会は「1年前はこんな競技絶対できなかったのに」という驚きの連続です。
そして来年も再来年もずっと同じ事を思うんだと思います。
小学校に上がるまで、100-400mmは防湿庫行きだろうか…
実際に現地で撮影して思った事は、レンズの焦点距離も重要ですが、レンズでどこまで写るか確認する事がかなり重要です。
実際にあった僕の経験として、障害物競走の平均台渡りで、広角が足りなかったため、バストアップで写ってしまい、何の競技なのかイマイチわからない という事がありました。
この問題は、競技の前にファインダーを覗いて、平均台まで収まる事の確認を行っていれば、簡単に回避できていました。
数歩下がれば、かなり効果があったと思いますが、数歩下がった後に自分の前に人が入らないとも言い切れません。
つまり状況によって対応も異なり、他のカメラマンも多い事を考えると、「運動会って戦争だな」と記事を書きながら思っている所です。
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