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最近、鳥撮りにハマっている僕です。
基本的にシャッタースピード1/1000で撮影し、絞りとISO感度はオートで撮影するので、ISO感度が高めになる事も多くあります。
Lightroomのノイズ除去にも限界やデメリットがあるため「ノイズの対策しないとな」と思っていたところ、市川ラボラトリーからノイズ除去ソフトであるSILKYPIX RAW Converterが登場しました。
SILKYPIX RAW Converterには14日間のトライアル版が配信されており、試しに導入してみたのですが、これがイイ!
このソフトを通すと、写真のディテールを保持しつつ、ノイズを除去し、画質を改善してくれます。
このSILKYPIX RAW Converterが良いソフトである事は間違い無いのですが、似たようにノイズ除去をして画質を改善するソフトは複数存在します。
「どうせ買うなら良いソフトを」という思いで検証した僕のレポートです。
僕がLightroomユーザーなので、Lightroomユーザー目線の記事です。
ソフト名 | メーカー | 価格 |
---|---|---|
SILKYPIX RAW Converter | 市川ソフトラボラトリー | ¥7,700(買い切り) |
DxO PureRAW 2 | DxO | ¥13,900(買い切り) |
DeNoise AI | TOPAZ LABS | $79,99(買い切り 約¥10,500) |
現在はDxO PureRAW 3が発売中です。
紹介するソフトの共通するポイントとして以下があります。
また検証の非対象の項目として、以下は比較していません。
スタックも可能ですが、僕はLightroomでセレクトして、採用カットのみソフトに通します。
国産RAW現像ソフトとして有名なSILKYPIX。
SILKYPIXはノイズ除去が評判で、このノイズ除去専用として登場したソフトが僕が冒頭で紹介したSILKYPIX RAW Converterです。
Dxo PureRAW 2はDxO PureRAWの後継ソフトです。完全上位互換のソフトであり、無印は既に配信が終了しています。
ノイズ除去に関して大きな変更点はありませんが、Lightroomとプラグインで連携する事が可能になり、Lightroomの「プラグインエクストラ」からDxO PureRAW 2の起動。書き出し後には自動でLightroomに写真が取り込まれるようになりました。
機能的にはSILKYPIX RAW Converterと同じですが、写真の違いは如何に!?
あまり日本をターゲットにしていないのか、公式ホームページやソフトが英語のみのTOPAZ LABS DeNoise AI。
DeNoise AIの機能としてスライダーで調整幅がコントロールできる点がメリットなのですが、ソフト内の言語も英語のため、長所を生かしきれていない部分はあります。
自動補正機能があるので、今回はスライダーは自動の位置でDNGファイルを作成しました。
メインの機能は共通して写真の高画質化なので、気になるのは機能よりも「どこまで綺麗になるのか」という事。
こればかりは言葉で説明するよりも画像で見てもらった方が手っ取り早いでしょう。
写真の生成としては、以下の手順で実行しました。
編集後の写真はコチラ。ISO2500で撮影して、大きくトリミングもしています。
さすがにこの画像で比較をしても違いが分かりにくいため、ピクセルの約200%ズームで比較していきたいと思います。
スマートフォンよりモニターの大きいPCの方が違いが分かりやすです。
みんな 丸太は持ったな‼︎行くぞォ‼︎
まず最初に比較するのは、Lightroomの写真の強化。
Lightroom Classicのバージョン10.3から登場した機能で、RAWデータのティテールの改善(RAWディテール)と画素数のアップ(スーパー解像度)が可能です。
まぁ確かに改善していますが、ほぼ変わっていないレベルです。
さて、このLightroomで強化された画像はどこまで生き残るのか!?
勝ち抜き形式で比較していきましょう。
実を言うとLightroomの写真の強化がイマイチなのは知っていました。
そして今回の比較はそのためのものでもあります。
結果は一目瞭然。Lightroomは初戦にて早くも敗退です。
全体を通してSILKYPIX RAW Converterの方が綺麗に仕上がっています。
カラーノイズはかなり減っていますが、輝度ノイズはまだ残っています。
本番はココから。ノイズ除去ソフトでの比較こそ見どころというもの。
早速、SILKYPIX RAW ConverterとDxO PureRAW 2の比較に移りましょう。
PureRAW 2シャープすぎませんか…?圧倒的にPureRAW 2の方がシャープです。
PILKYPIX RAW Converterでは輝度ノイズが残っていましたが、DxO PureRAW 2で変換すると輝度ノイズも綺麗に消えました。
ノイズ以外にも、SILKYPIX RAW Converterは彩度を上げて誤魔化している印象がありましたが、DxO PureRAW 2ではRAWデータに近い発色を維持しています。
すげェ‼︎一撃だ‼︎
比較が難しかったソフトがPureRAW 2とDeNoise AIです。
DeNoise AIはトライアル版ではウォーターマークが入るため、比較部分の露出が同等になるように露出をプラスに補正しています。
TOPAZ LABS DeNoise AIの方が眠い印象で、DxO PureRAW2の方がクリアです。
Lightroom Classic 12.3より、LightroomにもAIを利用した協力なノイズ除去機能が追加されました。
Lightroomのノイズ除去AIは0~100までのスライダーで効果を反映する事ができますが、60くらいでも仕上がりに違和感が出るので、今回は50ほど適応しました。
DxO PureRAWよりLightroomのノイズ除去AIの方が後発ですが、PureRAWの方がクリアな仕上がりです。
ノイズと言えば高感度の時に発生しがちなイメージがありますが、どんな感度でも電気信号である以上、ノイズは発生します。
また編集によって明るく補正した場合や、HDR風に仕上げた場合にもノイズが乗る事は頻繁にあります。
そんな場合にも、ノイズの除去ソフトは有効です。
画質という壁は誰もが直面するもの。
僕はこの壁を乗り越えるためにAPS-Cから高いお金を出してフルサイズに乗り換えました。
しかし画質はボディだけではなく、レンズの光学性能も関わってきます。底なし沼であるが故に、お金を出しても簡単に解決できる問題ではありません。
今回の検証を通して、「マジでこのソフト凄くね?」というのが率直な感想で、
高画質化のために高価なボディやレンズを買う前に、画質の改善ソフトを導入するべき
という結論にまで行き着いてしまいました。
なんか本来の内容とズレてないか?
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