第1話:ワガママ姫と最初の1枚|ワガママ姫は自由に踊る

カメラを使いこなすために、最低限知っておくべきポイントは「露出」と「ピント」の2つだけです。

これらは感性ではなく、単なるカメラの仕組みです。

トライ&エラーで学ぶより、機械の動きとして覚えた方が、上達への近道です。

この2つさえ覚えてしまえば、あとは構図と被写体に集中できる。つまり、撮影に「余白」が生まれます。

 初対面だというのに、
  プリンセスはボクに全く
   興味を示さない。
 光の中を、ただ自由に動き回っている。
  「あれは…ダンス…?」
   それじゃあ応えるまでだ。

露出でカメラの「勘違い」を正す

露出とは、写真の明るさのこと。

露出で重要なのは、「カメラは計算は得意ですが、意志を持っていない」ということです。

そこで、露出補正を使って、カメラの判断を修正する必要があります。

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 ボクが笑い、ボクが奏でる。
  それでも彼女は無表情だ。
「住む世界の違い?
  いや、そうじゃない」

ワガママ姫と露出補正|明るい景色と、暗い彼女

カメラの「ピント」を合わせる

ピントをどこに合わせるかは、写真の主役を決定します。

露出と同様、ここでも「カメラ任せ」は禁物。カメラがどこを見ているかを、自分の意志でコントロールしましょう。

カメラには、被写体の動きに合わせて「視点」をどう制御するか、2つの主要なモードがあります。

  • シングルAF(AF-S / ワンショットAF)
    • シャッターボタンを半押ししている間、ピントを「固定」します
    • 風景や静止したスナップなど、一度決めた場所を動かしたくないシーンに
  • コンティニアスAF(AF-C / AIサーボAF)
    • シャッターボタンを半押ししている間、ピントを「追従」します
    • 子供、動物、乗り物など、距離が常に変わるシーンに

まずはこの2つの切り替えを覚えことが、ピント外れを減らす最短ルートです。

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花が舞えば、視線は空へ
 草が靡けば、視線は足元へ
  「きみの視線を導くのは“ボク”さ」

ワガママ姫とオートフォーカス|彼女の視線の導き方

カメラがしていることは、たった二つ

カメラには、たくさんの設定があります。撮影モードも、数値も、聞き慣れない言葉も並んでいます。

しかし、カメラが実際にしていることは二つだけです。

  • 明るくするか、暗くするか
  • どこをはっきり写すか

つまり、露出とピント。

まずはこの二つだけを意識しましょう。

撮影モードやフォーカスモードといった設定は、露出やピントのための手段です。

 二人の呼吸が合い始めた頃。
 プリンセスは
  我に帰ったように静止する。
 そして目も合わせず城へ戻って行った。
  「どうやら満足したようだ」

姫のワガママ

何故 私を見ているの?
あなたが見るべきなのは 被写体よ。

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雪の白さも、鉛の冷たさも、
 彼女にとっては
  ただの「数字」でしかない。
こんなにも空は綺麗なのに……
 どうしてキミは、
  そんなに暗い顔をしているんだい?

第2話:ワガママ姫と露出補正|明るい景色と、暗いプリンセス

いいから、カメラ持って外行こうぜ!

俺のデジモノ手記


01 思考の章

写真は、楽しければ良い


02 技術の章

カメラで、遊ぶ


03 表現の章

「誰か」の真似は、もう終わり


04 結実の章

今の僕の答え


付録

使用機材とカメラ設定