最新のスペックを追いかけるあまり、自分に何が必要なのか見失っていませんか?
溢れる情報のなかで「何を買うか」に迷うのは、自分に合った「物差し」がまだないからです。
ここでは、スマートフォン全盛の今だからこそ知っておきたい「道具の理屈」を整理しました。
流行に流されず、一生付き合える相棒を自分の意志で選ぶための、思考のログです。
01. そもそも、なぜ今「一眼カメラ」なのか
スマートフォンのカメラは、シャッターを押せば誰でも「正解」が撮れるほど賢くなりました。
しかし、あまりに賢すぎて、撮らされているような感覚になることはありませんか?
一眼カメラを持つ意味は、単なる高画質化ではありません。
「自分の手で写真を組み立てる不自由な楽しさ」にあります。
光を読み、設定に悩み、自分の意志で切り取った「一枚」に意味があるのです。
02. 最初の一台を「納得」して選ぶために
カメラは決して安い買い物ではありません。
だからこそ、失敗を恐れて誰かの書いたレビューを読み漁り、スペック表の数字を比較し、ランキングの「正解」に答えを求めたくなります。
しかし、他人の正解があなたの正解とは限りません。
本当に大切なのは、「あなたがそのカメラを持って、どう動きたいか」という極めて個人的でシンプルな動機です。
実体験から導き出した、迷走を終わらせるための判断基準を整理します。
情報の「ノイズ」に惑わされない
カメラ選びで誰もが通る道、それがYouTubeやネットでの情報収集です。
しかし、プロカメラマンや有名ブロガーが語る「正解」をそのまま鵜呑みにするのは危険です。
彼らが置かれている環境と、あなたがカメラを楽しむ環境は、必ずしも一致しないからです。
情報の海で溺れる前に、何故彼らが情報を発信するのか考えてみましょう。

03. 撮った後の「仕上げ」までが写真
カメラが自動で決めた「色」で満足していませんか?
撮った写真をスマートフォンに転送して、明るさを変えたり、自分の思う色に寄せたりしてみる。
そんな「最後の一手」を加えるだけで、写真はもっと自由で、あなたらしいものに変わります。
本格的なソフトは必要ありません。
いつものスマートフォンで、いつもの感覚で、カメラが映した世界を自分好みに味付けしてみる。
その小さな工夫が、写真をもっと楽しく、身近なものにしてくれます。
次はその道具を「自分の手足」にする番です。
溢れる情報に惑わされず、最短距離で本質に触れるための「技術」の話をしましょう。
