フリマサイトの普及によりカメラに触ったことが無い人も製品撮影をする今の時代。
物を売る以上、綺麗に見せる必要がありますし、室内の照明、床や壁の光の反射によって製品の色が正しく出ない事もあります。
そんな時に用いるのが撮影ボックスで、簡単に言うと小物を撮るための小さなフォトスタジオです。
もちろん撮影ボックスが製品として出ているのですが、ダイソーでうろうろしていると「なんか使えそうだな」という物があったので、撮影ボックスを自作してみました。
本格的な撮影ボックスはこんな感じ
とにかく安い撮影ボックス
最初に紹介するのは、小型の撮影ボックスで、使う道具はこちら。
- ボックス
- 無色
- 光は通すけど、透明ではない
- 蓋無し
- 背景(今回は白のクラフトペーパー)
- 白色の照明
今回用意した撮影ボックス
作成手順
まず、背景紙を箱の中に入れてみましょう。赤い部分が邪魔になっているのが分かると思います。
紙が奥まで入るようにハサミで切りましょう。
面倒なら折り曲げてもOKです。
背景紙が奥まで入る事が確認できたら、紙にテープを付けて確認した位置に貼り付けます。
テープを付ける位置はこの辺りです。
あとは背景紙と底をテープで固定しましょう。
注意点として背景と底の間をたるませておくこと。
これで完成!!
被写体(撮りたいもの)のサイズが10cm以下くらいが目安です。
無印良品にもう少し大きいボックスもあります。
ちょっと大きめ撮影ボックス
「もっと大きな物を撮影したい」
そんな事を思っていると、ダイソーのフリーマルチパネルというアイテムがいい感じに光を透過してくれそうな事に気付きました。
パーツが多いぶん、小型の撮影ボックスよりは高価になっていますが、サイズはもちろん、全体のクオリティもアップしています。
用意するものは以下です。
- フリーマルチパネル(4枚)
- 組み立てラック連結ジョイント(2個)
- 背景紙
- 照明
撮影ボックスの基本アイテム
僕はマルチパネルを1枚をネットに置き換えたのですが、撮影条件によって後ろからネットの影が写り込む可能性があるので、パネル4枚(白色の透明)を推奨します。
作成手順
側面3枚と天板1枚を取り付けます。底はなくて大丈夫です。
出来上がるとこんな感じになります。
天板と背景の隙間から背景紙を通して固定します。
トレーシングペーパーで作る撮影ボックス
撮影したい物がとにかく小さいのなら、トレーシングペーパーを使った撮影ボックスがオススメです。
- トレーシングペーパー
- トレーシングペーパーを留める物(テープやホチキス)
撮影したい物が見えるように、円錐状にトレーシングペーパーを巻き、ホチキスで留めます。
ぶっちゃけネタですが、綺麗には撮れます。
撮影の方法とポイント
被写体をボックスに入れ、照明機材を天井に置きます。トレーシングペーパーのように置けない場合は、手持ちでもOKです。
照明の明るさが調節できる場合は、明るさを最大に。
ポイントとして写真の明るさはカメラ(スマートフォン)側の設定で行ってください。
カメラの明るさのアルゴリズムはこちら。
よりクオリティを上げたい場合は、撮影ボックス以外の照明の影響を受けないように、部屋の電気を消したり、カーテンを閉めたりしてください。
カメラを立ち上げた直後はレンズが広角になっているため、余計な物(ボックスの壁など)が入る場合があります。
広角では余計な物が入る他に、被写体のゆがみも生じやすいので、少しだけズームして撮りましょう。
近すぎたら引いて(後ろに下がって)撮ってね。
撮影サンプル
そんな感じでできた写真がコチラ。
これくらい綺麗に撮れれば、商品として見せても恥ずかしくないのではないでしょうか。
これで撮影ボックスを買う必要は無いな