Luminarは初心者向き?Lightroomユーザーが現像しながら比較とレビュー

LuminarというRAW現像ソフトを知っていますか?

LuminarはLightroomと同様に写真の管理と編集ができる珍しいソフトです。

僕は普段Lightroomを使用しているのですが、現在Lightroomを使うには月額(または年間)の契約をする必要があります。

買い切り版ライトルームがサービス終了。これからどうする?

2018年4月25日

 

それに対してLuminarは一度の支払いでずっと利用できる買い切りのソフトです。

「これは乗り換えとして良いソフトなのでは!?」という事で試験導入してみました。

率直な感想としては現像の作業がめっちゃ早くなりました!

Lightroomは確かに良いソフトですが、一度使い初めてしまうとLightroom独自の機能に縛られてしまいます。

そのためLuminarはこれからRAW現像を初めようという人にも知っておいて欲しいソフトです。

序盤はLightroomユーザー目線ですが、初心者にもおすすめできるソフトだったので、初心者の人も最後まで読んでみてください!

LuminarとLightroomの必要スペックを比較

簡単にですがWindows用の項目をまとめてみました。

Luminar3 Lightroom
OS Windows 7 以降(x64bit OSのみ) Windows 10 日本語版
プロセッサー Intel Core i5以降 2GHz 以上のプロセッサー
RAM 8GB以上 4GB 以上の RAM
(12GB 以上を推奨)

ディスクの空き容量

10GBの空き容量 2GB 以上の空き容量のあるハードディスク

順番が前後しますが、RAMもディスク容量もLuminarの方が必要です。

プロセッサーについてはあまり詳しくないのですが、初期のi5でも2GHz以上あります。

Luminarの方がスペックの敷居が高い事は間違いありません。

僕のパソコンはLightroomでそこそこ快適に動くようにCore i5、メモリ8Gで組んでいます。
Luminarではギリギリのスペックですが、この影響がどれほど響くかも後記。

コスパ優先でLightroomを扱う写真専用PCを組んでみた

2018年3月26日

Luminarの主な機能

単純な編集作業ならLightroomと同様の項目があるので、同じ写真が完成すると言えます。

しかし、LuminarにはLuminar独自の良さがある!

そんなLuminarの機能を実際に現像しながら紹介していきたいと思います。

今回用意したRAWデータは下の画像です。

LOOKS

Luminarの特徴的な機能の一つとして、Looksという機能があります。

LooksはLightroomのプリセットに近い機能で、デフォルトで登録されているLooksの他にプロカメラマンが監修しているLooksは有料で販売されています。

Lightroomのプリセットと同様に現像時にLooksを選択する事でLooksにセットされている補正値が一気に適応されます。

Lightroomのプリセットは選択して終了ですが、Luminarはそれでは終わりません。

LuminarではLooksの適応の強度をスライダーで調節する事ができます。

今回はPortraitのFemale Portraitを60%ほど適応にしてみました。

Accent AIフィルター

ここからがLuminarの醍醐味とも言えるAI機能です。

Accent AIフィルターではAIが調整を分析し、自然で美しい仕上がりを実現します。
(と上の画像の説明に書いてある)

こちらもLooks同様にスライダーで調節可能です。

今回は50%ほど適応。

AI スカイエンハンサー


Luminar3ではAIで空を自動で認識し、空にのみ補正をかける事もできます。

Accent AIで空は十分綺麗に補正できたので、今回は20%程度の適応です。

最終調整

露出関連の微調整。

オレンジの輝度を上げて完成です。

最後に現像前と現像後での比較です。

ボケてる、白飛びしているという空をきちんと『空』だと認識して補正してくれたのには驚き。

その他の機能

LuminarにはLightroomには無い機能がまだたくさんあります。

例えば太陽を認識して、太陽光線を強く演出したり、ゴールデンアワーの項目は太陽光を柔らかく演出したりといった効果も可能です。

公式ホームページから詳しく確認できます。

ゴールデンアワーのサンプルは必見です。水面にまできちんと太陽光が反映されています。

実際に使ってみて

3つのスライダーだけでここまで完成に持っていけるとは思いませんでした。

Luminarを実際に使ってみて現像作業がかなり短縮できました。

LightroomとLuminarの現像イメージ

Lightroomは一つひとつの項目を丁寧に作りこんでいく。
LuminarはLooksとAI機能のスライダーで一気に完成に持って行く。

という感じです。

Luminarが丁寧ではないかというとそんな事はありません。

Lightroomと同様のスライダーがあるので、Lightroomのように丁寧な作りこみも可能です。

Accent AIがかなり仕事をしてくれた

現像の手順で紹介したAccent AIですが、効果を見て分かるように、このスライダー一つで写真の出来栄えがグッと上がりました。

Accent AIはLightroomでいう「自動補正」ボタンが近いですが、LightroomではLightroomが判断する適正まで持って行って終了です。

Lightroomの自動補正

Luminarでは紹介した通りAccent AIのスライダーで補正するので、追い込みの作業が減りました。

気になる所

スペックに注意

冒頭でも書いた通り、僕のパソコンはLuminarの必要スペックのギリギリです。

実際に使ってみたところ、「使えるけど、快適ではない」といったモタツキ具合でした。

実際の現像作業はそれほどに気になりません。

しかし写真セレクト作業で次の写真を表示するのにLightroomより若干の待ち時間が発生します。

当たり前ですが、必要スペックより高めの方が快適に動作します。

カタログシステム

Lightroomを使っていると逃げられないのがカタログ。

Lightroomは独自のカタログというシステムで写真を管理しています。

カタログはLuminarに互換性がないので、Luminarに移行するとこれまでLightroomで編集してきたデータが全て使えなくなります。

「昔の写真をもう一度レタッチしてみよう」と思っても、フラグやカラーラベルも互換性は無いので、写真の選定からの作業となってしまいます。

Luminarはこんな人におすすめ!

RAW現像にデビューする初心者

写真を簡単に完成に導いてくれるLuminarは初心者に特におすすめです。

まずはAccent AIを使ってみましょう!

それでけで写真は完成にグッと近付きます。

LuminarはLightroomより編集項目が多く、分からない項目がある事もあると思います。

しかし、項目一つ一つにどういった効果があるのか説明が出るので、RAW現像にデビューしてから、ステップアップまでしっかり手助けをしてくれます。

初心者はLightroomのカタログにも縛られていないしね。

RAW現像のサブソフトとして

既にLightroomを使っている人は、カタログの縛りがあるので、簡単に移行は難しいと思います。

Luminarのプラグインを導入すれば、LightroomからLuminarを開けるようになるので、Lightroomで上手く完成に持っていけない時のセカンドオピニオンとしてLuminarを使っていくと良いでしょう。

僕もしばらくこの運用方法です。

Luminar4の新機能について

2019年11月中旬からLuminer4が販売されます。

Luminar3は僕も愛用しているソフトの一つですが、新しいLuminar4からどのような変化があるのでしょうか。

先行で触らせてもらえたので、新機能を実際に使いながら紹介していきます。

注意点として先行での使用なので、正式に販売された時と内容が異なる所がある可能性があります。

ちなみに必要なスペックに変更はなく、Luminer3が使えるPCならLuminar4も問題なく使えます。

空の置き換え

Luminar4の新機能の一つ。

空を自動で認識して補正をしていたLuminar3ですが、Luminar4ではAI SKY Replacementの項目で空が置き換えられるようになりました。

下に3枚の写真がありますが、1枚は置き換えをしていないオリジナルの写真です。

どれがオリジナルの写真か分かりましたか?

ちなみに答えは真ん中の写真です。

 

人物でもテストしてみました

僕が気になっていたのが上の画像のように空がボケているシーンです。

 

空を置き換えるとこうなります。

空はボケてるはずなのに、ピントが合っていて合成感が強く出てしまいます。

そこでAdvance Settingの「Defocus」というスライドを動かす事で空をボカす事ができます。

 

そして完成した写真がこちら。

細かい所を見ると怪しい所もありますが、許容範囲ではないでしょうか。

空までボカせるとは、さすがはLuminar4。抜かりない。

 

置き換える事のできる空の種類は20種類以上

空は左右の反転もできますし、AIスカイエンハンサーやその他の補正を活用すれば、他人と全く同じ空になるという事はまず無いでしょう。

顔の補正

Luminar4のもう一つの新機能が顔の補正です。

AIが自動で顔を認識、更に顔から目や口まで認識して部分的に補正をかける事ができます。

主な補正項目を以下に抜粋しました。

顔の補正項目
  • AI Skin Defects Removal(肌をきれいに)
  • Face Light(顔に照明を当てる)
  • Eye Whitening(目を白く)
  • Slim Face(顔をスリムに)
  • Teeth whitening(歯を白く)

僕は顔の補正については否定的な立場でしたが、実際に使ってみると補正の量が程よく、やり過ぎ感は全くありません。

顔の補正はデリケートな項目でもあるので、依頼があった時は補正をしても良いか確認しておいた方が良さそうです。

AI Skin Defects Removal(肌をきれいに)はメイクを1ランクアップさせた印象で、この補正は特に気に入っています。

インターフェースも大幅に変更

Luminar4からシンプルな4つのタブに変更され、Luminar3のワークスペースは無くなりました。

公式サイトによると「ユーザーやパートナーの意見を取り入れながら改善してき」という事です。

メインの4つのタブは以下。

Luminar4の4つのタブ
  • Essentials(露出、カラー補正)
  • Creative(太陽光、霧など)
  • Portrait(顔の補正)
  • Pro(覆い焼き&焼き込み、写真フィルターなど)

これらとは別に、Luminer3ではウインドウの上方にあった除去ツールなどもタブに変更されています。

Luminer3やLightroomのインターフェースで慣れている人は、戸惑いがあるかもしれません。

僕のお気に入りの補正でもあるAI Accentも含めて基本的な補正はEssentialsタブの中にあるので、基本的なRAW現像作業はEssentialsタブで一つで完結します

タブをLuminar3と同様にカスタマイズできれば理想的でしたが、全体的に使いやすくなりました。

Luminar3とLuminar4 どちらにするべきか

Luminar4の現像項目の主な変更点は「空の置き換え」と「肌の補正」の2つで、人によってはLuminar3で十分だという人もいるかもしれません。

しかし、Luminar4はLuminar3から新しい機能が加わった完全上位互換のソフトです。

現在Luminar3を使っていて、機能に満足している人はそのままでも良いと思います。

これからLuminar3を購入しようと思っている人は少し値段は上がりますが、Luminar4を選択肢に入れるべきです。

「使うか使わないか」ではなく、「使える」という選択肢があるのはやっぱり強みです。

Luminar4とLightroomを比較してみて

写真のソフトの王道、Lightroomと比較して思う事は、やはり快適性の差です。

Luminar4はLuminar3と同様に写真を表示するのに時間がかかり、写真の管理やセレクト作業は未だにLightroomを使っています。
(僕のパソコンのスペックが低いのが原因でもあるんだけど)

ただ、RAW現像の技術に関してはAIによって様々な補正ができるLuminarに強い魅力を感じています。

Luminarのロードマップによると、メモリの改善をするアップデートを準備中という事なので、快適な操作環境になるように期待をしつつLuminarの紹介を終わりたいと思います。

AIを利用した新しいRAW現像の形であるLuminar。

ソフトの詳細については公式ホームページからどうぞ!

関連コンテンツ