LuminarというRAW現像ソフトを知っていますか?
LuminarはLightroomと同様に写真の管理と編集ができる珍しいソフトです。
僕は普段Lightroomを使用しているのですが、現在Lightroomを使うには月額(または年間)の契約をする必要があります。
それに対してLuminarは一度の支払いでずっと利用できる買い切りのソフトです。
「これは乗り換えとして良いRAW現像ソフトなのでは!?」という事で試験導入してみました。
率直な感想としては現像の作業がとても早くなりました!
Lightroomは確かに良いソフトですが、一度使い始めてしまうとLightroom独自の機能に縛られてしまいます。
そのためLuminarはこれからRAW現像を初めようという人にも知っておいて欲しいソフトでもありました。
序盤はLightroomユーザー目線ですが、初心者にもおすすめできるソフトだったので、初心者の人も最後まで読んでみてください。
LuminarとLightroomの必要スペックを比較
Luminar | Lightroom | |
OS | Windows 7 以降(x64bit OSのみ) | Windows 10 日本語版 |
プロセッサー | Intel Core i5以降 | 2GHz 以上のプロセッサー |
RAM | 8GB以上 | 4GB 以上の RAM (12GB 以上を推奨) |
ディスクの空き容量 | 10GBの空き容量 | 2GB 以上の空き容量 |
順番が前後しますが、RAMもディスク容量もLuminarの方が必要です。
プロセッサーについてはあまり詳しくないのですが、初期のi5でも2GHz以上あります。
Luminarの方がスペックの敷居が高い事は間違いありません。

僕のパソコンはLightroomでそこそこ快適に動くようにCore i5、メモリ8Gで組んでいます。Luminarではギリギリのスペックですが、この影響がどれほど響くかも後記。
Luminarの主な機能
単純な編集作業ならLightroomと同様の項目があるので、同じスライドを動かせば同じ写真が完成すると言えます。
しかし、LuminarにはLuminar独自の良さがある!
そんなLuminarの機能を実際に現像しながら紹介していきたいと思います。
今回用意したRAWデータは下の画像です。

LOOKS

Luminarの特徴的な機能の一つとして、Looksという機能があります。
LooksはLightroomのプリセットに近い機能で、デフォルトで登録されているLooksの他にプロカメラマンが監修しているLooksは有料で販売されています。
Lightroomのプリセットと同様に現像時にLooksを選択する事でLooksにセットされている補正値が一気に適応されます。
Lightroomのプリセットは選択して終了ですが、Luminarはそれでは終わりません。
LuminarではLooksの適応の強度を0~100%のスライダーで調節する事ができます。
今回はPortraitのFemale Portraitを60%ほど適応にしてみました。


Accent AIフィルター

ここからがLuminarの醍醐味とも言えるAI機能です。
Accent AIフィルターではAIが調整を分析し、自然で美しい仕上がりを実現します。
(と上の画像の説明に書いてある)
こちらもLooks同様にスライダーで調節可能です。
今回は50%ほど適応。


AI スカイエンハンサー

Luminarのもう一つのAIの機能としてAI スカイエンハンサーがあります。
AI スカイエンハンサーは画像内の空を自動的に補正してくれます。空の領域を自動的に検知し、空を美しく仕上げるために必要な調整全てをスライダーのみで適用できます。
(と上の画像の説明に書いてある)
Accent AIで空は十分綺麗に補正できたので、今回は20%程度の適応です。


最終調整
露出関連の微調整。
HSLでオレンジの輝度を上げて完成です。
最後に現像前と現像後での比較です。



ボケてる、白飛びしているという空をきちんと『空』だと認識して補正してくれたのには驚き。
実際に使ってみて
3つのスライダーだけでここまで完成に持っていけるとは思いませんでした。
Luminarを実際に使ってみて現像作業がかなり短縮できました。
- Lightroomは一つひとつの項目を丁寧に作りこんでいく。
- LuminarはLooksとAI機能のスライダーで一気に完成に持って行く。
双方のイメージとしては上記のような感じです。
Accent AIがかなり仕事をしてくれた
現像の手順で紹介したAccent AIですが、効果を見て分かるように、このスライダー一つで写真の出来栄えがグッと上がりました。
Accent AIはLightroomでいう「自動補正」ボタンが近いですが、LightroomではクリックでLightroomが判断する適正に補正して終了です。


LuminarではAccent AIのスライダーで強度を変更できるので、追い込みの作業が減りました。
スペックは余裕があった方が快適
冒頭でも書いた通り、僕のパソコンはLuminarの必要スペックのギリギリです。
実際に使ってみたところ、「使えるけど、快適ではない」といったモタツキ具合でした。
具体的には写真のセレクトに時間がかかるものの、実際の現像作業中はスペックの低さはそれほど気になりません。
Luminarはこんな人におすすめ!
RAW現像にデビューする初心者
写真を簡単に完成に導いてくれるLuminarは初心者に特におすすめです。
まずはAccent AIを使ってみましょう!
それでけで写真は完成にグッと近付きます。

初心者はLightroomのカタログにも縛られていないしね。
RAW現像のサブソフトとして
既にLightroomを使っている人は、カタログの縛りがあるので、簡単に移行は難しいと思います。
Luminarのプラグインを導入すれば、LightroomからLuminarを開けるようになるので、Lightroomで上手く完成に持っていけない時のセカンドオピニオンとしてLuminarを使っていくと良いでしょう。
Lightroomとはまた違った現像の方向性で、普段とは一味違った写真が出来上がります。


僕もしばらくこの運用方法です。
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