冬です!
冬といえば空気が澄んでいるので、星が撮りたくなる人も多いのではないでしょうか。
僕もその一人なのですが、実はまだ星撮り用のレンズを持っていません。
今はF4.0通しのズームレンズで騙し騙し撮っています。
今年こそは星撮り用のレンズを買うべく、星撮り向きのレンズを色々調べて来ました。
星空撮影で大切なのは画角と明るさ
今回の選考基準として画角とF値の2つに絞って選考しました。
画角は広角を優先しつつ、明るいレンズ。
F値は明るさを優先しつつ画角の広いレンズを選出しています。
紹介するレンズよりも広角なレンズやF値の低いレンズもありますが、星撮りを目的としているので除外しました。
除外したレンズは例えば上記のような感じです。
星撮りで「F5.6は暗い」、「35mmは狭い」といった理由です。
35mmでも星座を狙うならアリですけどね。
Eマウント用星撮り特化レンズ フルサイズ編
【超広角】LAOWA 12mm F2.8 ZERO−D
歪みを無くしたZERO−Dと名前のついているこのレンズ。
12mmという超広角でありながら、F2.8の明るさを誇ります。
12mmなら天の川を余すことなくダイナミックに写す事が可能です。
レビューサイトによると周辺光量落ちが強いようですが、星撮りに関して周辺減光を意図的に作るくらいなので、あまり気にする必要は無いと思います。
確実なデメリットが2つ。
1つは、電子接点非搭載となっておりEXIFが残せず、MFのみです。
星撮りではMFがメインなので、こちらも大きな問題にはなりません。
もう1つが、出目金レンズのため、ねじ込み式のフィルターは取り付けできません。
代わりに専用のフィルターホルダーが販売されており、角形フィルターのみ使用可能です。
【F値】SIGMA 20mm F1.4 DG Art
F1.4という明るさで一番の広角なレンズはコレ。
シグマが「究極の星景レンズ」として送り出したこのレンズ。
前玉にはねじ込み式のフィルター。後玉にはフィルターホルダーと、フィルターの装着はもちろんの事。
AFにも対応しており、AFとMFのスイッチも搭載。
何より安心なのはシグマ製品という事でしょう。
非の付け所が無いんだが
Eマウント用星撮り特化レンズ APS-C編
【超広角】LAOWA 9mm F2.8 ZERO−D
フルサイズ編の超広角でも紹介したLAOWAから、APS-Cでもエントリー。
35mm判換算13.5mmで、フルサイズの12mm F2.8 ZERO-Dに近い性能を持ちます。
フルサイズの12mm F2.8 ZERO-Dとの大きな違いは出目金レンズではない事で、フルサイズ版よりフィルターの選択肢が多いです。
【F値】SIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporary
実売価格4万円台とコストパフォーマンスに優れるSIGMA 16mm F1.4 DC DN。
Amazonのレビューを見れば評判の良さは一目瞭然で、僕から説明する必要はないでしょう。
手ブレ補正は非搭載ですが、星空撮影では三脚を使うので必要ありません。
Speed Boosterで選択肢はもっと増える
レンズとは違いますが、マウントアダプターも紹介しておきます。
上記のマウントアダプターはEFマウントをEマウントに変換するマウントアダプターです。
Speed Boosterと一般的なマウントアダプターとの違いは、フルサイズ用のレンズをAPS-Cセンサーのカメラに装着しても画角の変化が無く、更にF値が1段明るくなります。
例えば上で紹介した20mmF1.4のレンズを使えば20mmF1.0という恐ろしいレンズになります。
星撮りに特化させると選択肢は多くない
「ラインナップがイマイチ」と言われていたEマウントのレンズもかなり充実してきました。
しかし特化という意味ではあまり迷うほどのラインナップはありません。
ちなみに僕はフォクトレンダーの21mm F1.4を買いました。
今ならシグマの20mm F1.4を買っていましたが、当時は一眼レフ向けの出目金レンズしかなく、フィルターが取り付けられるフォクトレンダーに至りました。
1mmくらいは誤差だけど、なんか悔しい…