RAW現像ソフトにはLightroomだけではなく、Luminar NeoやDxO PhotoLab、Capture Oneなど、Lightroomに近い操作性や機能を持つ選択肢はいくつもあります。
僕自身も以前は「乗り換えできるならしたい」と思い、試しに他のソフトを触ったことがあります。
しかし最終的に、僕はLightroomを手放せないまま現在に至ります。
理由は単純なRAW現像ソフトの比較ではなく、Adobeフォトプラン（Lightroomを含む）が僕の制作環境の基盤になっているからです。
Lightroomの乗り換えを考えたきっかけは「サブスク費用」
Adobeフォトプランはサブスクリプション制で利用するのが一般的です。
僕は現在、年間一括払いの20GBプラン（14,080円/年）を契約しています。
確かにLuminarやPhotoLabのような買い切り型ソフトと比べると、長期的にはコストがかかります。
「この金額を払う価値は本当にあるのか？」と迷うこともありました。
さらに、Lightroomのカタログ機能は便利であるがゆえに依存度が高いという側面もあります。
便利なカタログと、そのデメリットについて解説
カタログは便利ですが、移行に関しては互換性がないためデメリットです。しかし、このデメリットを加味した上でもLightroomからの脱却を考えたほどでした。
それでも今現在も僕がAdobeフォトプランを使い続けている理由は、RAW現像以上の価値を提供してくれる制作環境全体の利便性にあります。
Lightroomの新機能はほとんど使わない
Lightroomはアップデートごとに新機能が追加されますが、 僕がRAW現像で必要としているのは、
- 明るさの補正
- 色の補正
- トリミング
- トーンの微調整
といった基本操作だけです。
悪く言えば、新機能の多くは Photoshopにある高度編集の簡易版 のようなもの。僕の作業にはほとんど関係がなく、積極的に使うことはありません。
むしろ新機能が増えると、
- 推奨スペックが高くなる
- 動作が重くなる
などのデメリットも出てきます。
だから僕はLightroomに劇的な進化を求めていません。基本の編集が安定しており、RAWデータの継続的なサポートをしてくれること。それだけで十分です。
俺便利というより、楽をする機能が増えてる。
Photoshopは「普段使わないけれど、無いと困る存在」
Lightroomの代替えがあっても移行できない大きな理由は、裏でPhotoshopが控えているからです。
Photoshopは普段はあまり出番がありませんが、Lightroomよりも欠かせない重要なソフトです。
- フォーカススタッキング
- 高度な歪み補正
- 複雑な合成やレタッチ
Lightroomだけでは実現できない高度な処理を可能にし、制作の幅を大きく広げてくれるため、僕の環境では絶対に欠かせません。
Lightroomの代わりになるRAW現像ソフトはありますが、Photoshopほど機能が豊富なRAW現像ソフトはありません。
つまり、総合的に見てもフォトプランが最も“優れた選択肢”です。
俺LightroomからPhotoshopを開ける親和性もGood
Adobe Portfolioは「公式ギャラリー」
さらに僕がAdobeフォトプランを手放せない理由として、Adobe Portfolioがあります。
Adobe Portfolioは写真だけでなく、デザイン・イラストなどの作品を簡単にオンラインで公開できるポートフォリオ作成サービスです。
- 作例サイトとして自分の作品を公開
- クライアントや関係者に見てもらう場所として機能
- サイトが制作活動の一部として完全に定着している
AdobePortfolioで自分の写真集のウェブサイトを作りました。
フォトプランを解約するとポートフォリオサイトも閉鎖になり、アクセスできなくなります。
俺名刺にも載せてるし、閉鎖は困るわ。
ポートフォリオサイト運営の相場
一般的にポートフォリオサイトを自作する場合、年間の運営費用は以下のようにかかります。
- 独自ドメイン：1,000〜3,000円/年
- レンタルサーバー：10,000〜15,000円/年
- テンプレート購入費（必要に応じて）：5,000〜10,000円/本
合計すると年間12,000〜20,000円以上が相場です。
Adobe Portfolioはこれらがフォトプランに込みになっているため、別で運営するより圧倒的にコストパフォーマンスが高いと感じています。
Adobeフォトプランは“制作環境の中心”
僕が主に使うフォトプランのソフトはLightroom、Photoshop、Portfolioの3本です。
これらは単なる便利機能ではなく、僕の制作フローの中で一連の流れとして機能しています。
RAW現像だけを別ソフトで代替できても、この連携環境まで移行するのは現実的ではありません。
気づけば、Adobeフォトプラン（Lightroomを含む）が僕の制作環境の中心となっていたのでした。
俺契約当初、Photoshopを使う予定はなかったし、Portfolioも空き時間の暇つぶしでした。
結論：Adobeフォトプランを使い続ける理由
サブスクリプション費用に悩むこともあります。
しかし、僕にとってフォトプランから得られる価値は費用以上です。
- Lightroomの継続的なサポート
- Photoshopの強力な写真編集
- Portfolioのコスパに優れるサイト制作
これらのメリットを総合的に考えると、LuminarやPhotoLabに乗り換えるよりも、Adobeフォトプランを使い続ける方が賢明だと感じています。
Lightroomに関して言うと今はもう大きな魅力を感じていないのですが、Lightroomが無ければフォトプランの契約はしていなかったですし、そうなればPhotoshopやPortfolioは使えません。
「もし自分がLightroomを選んでいなければ」というケースは想像もできませんが、Adobeフォトプランを契約していなければ今の自分のワークフローが存在しないのは確かです。
Adobeフォトプランは単なるソフトの集まりではなく、僕の制作を総合的に支える最強のパートナーです。