最近は中国製のカメラ機器の出来栄えも良くなっており、
「”あえて中国製を選ぶ”選択肢も出てきた」というカメラマンも見かけるようになってきました。
今回紹介するNeewerとGodoxはライティングに強いメーカーですが、それ以外にも三脚をメインに作っているLeofotoや、レンズを制作するLaowaなど様々な中国メーカーが存在し、世界中から高い評価を得ています。
NeewerとGodoxは双方がライティング製品を主に扱うだけあり、迷ってしまうポイントの一つです。
この記事ではそんな迷いを払拭するべく、双方のソフトボックスを購入、使用してみて比べてみました。
今回紹介する製品はこの二つ。
NeewerとGodoxはこう違う!
強度
ここで結論が出てしまいそうな内容ではあるのですが、Neewerのソフトボックスは破れました。
使用回数は20回にも満たないと思うのですが、折りたたみ用のワイヤーが曲がって”なんか変な事に”なってしまいました。
写真がこちら。
ソフトボックスを使った人は分かると思いますが、普通はこんな状態になりません。
もちろん広げて撮影はできないし、収納もできません。

収納のしやすさ
折りたたみのソフトボックスに必ず付属するのが、専用のポーチです。
使わない時はソフトボックスをぐにゃっと折りたたんで専用のポーチに入れて持ち運びができます。
Neewerはディフューザーを装着したまま簡単に収納できますが、Godoxは少しキツイめにできているので、ディフューザーを付けたままの収納は難しいです。
ポーチのクオリティはNeewerの方がペラペラで、Godoxの方がしっかりと作られていました。
ちなみにキャリングケース(ポーチとかブラケットを収納するケース)は双方に差は感じませんでした。

グリッドの有無
Neewerのソフトボックス
Neewerはグリッドを付けられるぶん、マジックテープの幅が広くとってあります。
ディフューザーの取り付けに関してはマジックテープの幅が広いNeewerは変な所に張り付きまくるので少しストレスに感じるかもしれません。
しかし前述したように、ディフューザーを付けたままポーチに収納ができるので、僕はストレスなく使用していました。
試していませんが、グリッドを付けたまま収納するのは難しそうです。
Godoxのソフトボックス
製品の紹介でも書きましたが、Godoxのソフトボックスにはグリッドが付属しません。
その分、マジックテープの幅は少ないです。

S型ブラケット
双方ともに付属するS型ブラケットにも違いがあります。
見た目は同じなのですが、見た目では分からないレベルでGodoxの方が開口が大きいです。
理由として、おそらくGodoxのストロボ、AD200が関係しているのだと思います。
僕もこのストロボを使っているのですが、AD200は一般的なストロボより少し大きいです。
そこでNeewerのブラケットを使う時はAD200を無理矢理入れて使用しています。
Godoxのブラケットでは、同じメーカーだという利点か、ギリギリではありますがNeewerのブラケットより余裕があります。

余談 互換性のあるストロボ製品
ここまでは双方を比べてきましたが、ここでは双方の面白い共通点について。
普通はメーカーの異なるストロボはラジオスレーブで発光させる事はできません。
そこでレシーバーを取り付ける必要があるのですが、何故かNeewerとGodoxでは互換性があり、レシーバーが必要ありません。
つまりNeewerのラジオスレーブでGodoxのストロボを発光させたり、逆にGodoxのラジオスレーブでNeewerのストロボを発光させたりする事もできます。
もちろん遠隔での光量の調節も可能です。

まとめ
NeewerとGodoxのソフトボックスの違いをまとめてみましたが、参考になりましたか?
光の具合や写真の写りに大きな違いはありませんが、違いが出るのは信頼性や作りなどの写真では表せない部分です。
Neewerのソフトボックスはすぐに壊れてしまったので、僕は今後候補に入る事はありませんが、通販サイトでの評判は良いですし、何よりグリッドが使えるのはGodoxには無いメリットです。
信頼性を優先するなら、カクタスやprofotoのソフトボックスも検討してみてはいかがでしょうか。