PlayStation Lineup TourにてGUNGRAVE GOREの発売が発表されました。
ガングレイヴ(GUNGRAVE)はキャラクターデザインを漫画家の内藤泰弘氏、メカニックデザインをゲームデザイナーの藤島康介氏によって描かれた作品です。
内藤氏の代表作にはトライガンや現在も連載中の血界戦線などがあります。
私は内藤氏のファンなので、こんな記事も書いてあります。

ガングレイヴをプレイしたきっかけも内藤氏がキャラクターデザインを手掛けていたからです。
藤島氏はテイルズオブシリーズで有名なデザイナーです。
あまり詳しくないのですが、有名なコスプレイヤーと結婚して話題になったりしました。
ガングレイヴ過去を振り返る
シリーズ共通の知識
プレイヤーはビヨンド・ザ・グレイヴ(通称グレイヴ)を操り、マップをブッ壊しながらステージを進んでいきます。
グレイヴはケルベロスと呼ばれる大型2丁拳銃と、ザ・ホラーと呼ばれる棺桶型の兵器を背負っています。
ケルベロスから放たれる無限の銃弾と、重火器が大量に仕込まれたザ・ホラーによる派手なアクションと爽快感が醍醐味です。
ガングレイヴ(初代)
マフィアの幹部として組織を支えていたブランドン。
親友であり組織のボスでもあるハリー行きすぎた行動を制止すると、裏切りと見なされ殺されてしまう。
ブランドンはネクロライズ(死者蘇生技術)を施され、墓場から蘇った男「ビヨンド・ザ・グレイヴ」として目を醒ます。
ハリーへの復讐のため、グレイヴは単身で組織へ乗り込む。
PS2で登場したフルブレイクガンアクション。
アクションゲームでありながら、スコア制でゲーム終了後にリザルトが表示されます。
有名どころだとデビルメイクライみたいな感じです。
フルブレイクというだけあって、敵以外にもソファーや配管など色々な物がブッ壊れます。
ブッ壊したオブジェクトはコンボとしてカウントされ、ゲーム終了後のスコアに影響してきます。
内藤氏がトライガンの巻末で「仕事から疲れて帰ってもサクッと遊べる」がコンセプトだと紹介していました。
このゲームの良かった所は全体的なゲームデザインです。
いい意味でベタッと塗られたキャラクターやマップは、まるで動くアメコミのようでした。
モーションも無駄な動きが多めの無駄にカッコいいアクションで、最初のステージでボタンを少し触った瞬間から惚れ込んでしまいました。
BGMもゲームに見事にマッチしていました。
作曲家は内藤氏が原作のアニメ トライガンでも作曲を務めた今堀恒雄氏。
主題歌の『Here comes the rain』は本当に良かった。
ゲーム内のラジオから流れてくるこの曲はゲームどのシーンにも合っていました。
ただ色々と反省点もあり、特に全体的なボリュームの少なさは致命的でした。
イージーモードだと1時間でクリアできました。
ガングレイヴOD
ハリーに復讐を終え、グレイヴは休眠状態になっていた。
街には摂取すると怪物に変化するシードと呼ばれる麻薬が蔓延。
麻薬を売りさばくガリーノを討つため、グレイヴは再び目を醒ます。
シリーズ2作目でこちらもPS2です。
残念ながらODはあまり記憶に残っていないんですよね。
初代の反省点であったボリュームは文句なしに増えていたし、全体的な難易度も上がってゲーム性はより向上していました。
ただ初代の良い所が何にも残ってねぇ!!
あれじゃどこにでもあるアクションゲームだ。
ラスボス戦ではストーリー中に全く触れられれていない「覚醒」をして
仲間が「まさか…これが覚醒…?!」とか言ってた時は開いた口が塞がらなかった。
作曲に関しては今堀氏が関わっているか微妙。
前作の使い回しばっかりだったし、無音のステージもあったので。
全体的なクオリティが向上していただけに、ガングレイヴODは本当に残念でした。
ガングレイヴ(アニメ版)
主人公グレイヴの青年時代とゲームの初代を描いた物語です。
ビヨンド・ザ・グレイヴは通り名で本名はブランドンです。
ブランドンがグレイヴになる生前と、シリーズ初代全体のストーリーとなっていますが、ストーリーや設定は大幅に変更されています。
街のゴロツキだったブランドンとその親友のハリーは、街を仕切るマフィアにまで上り詰めていた。
「俺は自由になりてぇ」
そう呟くハリーを全力で支援するブランドンだったが、ハリーは自分の欲望のあまりマフィアのボスであり、ブランドンとも深い親交のあった組織のボスに手にかける。
ハリーの目に余る行動を止めるブランドン。
それを裏切りだと判断してブランドンすら始末するハリー。
そしてブランドンはネクロライズ(死者蘇生技術)を施され、墓場から蘇った男『ビヨンド・ザ・グレイヴ』となり再び目を醒ます。
目的はハリーへの復讐を果たすため。
その頃ハリーは組織のボスにまで成り上がっていた。
グレイヴに刺客を送り込むハリーだが、グレイヴは着実にハリーを追い詰めていく。
ブランドンの死後、初めて顔を合わせる二人。
過去の親友ハリーを前に引き金に指をかけるブランドン。
「お前を撃つなんてできない…」
初代のシンプルなガンアクションから、アツイ男のストーリーとなったのがアニメ版ガングレイヴです。
アニメ版の作曲も今堀氏で、この曲もまた良かった。
ただ時代的に今ほど大人がアニメを見ていなかったし、子供にはストーリーが難しかったりと、人気はイマイチでした。
その他
その他にも実写映画の発表があったりましたね。
発表があって数年音沙汰がないので、おそらく企画倒れです。
アニメ版のストーリーなら文句なしに面白いと思うし、GOREが人気出たら映画化再始動したりしないかな。
PS3では新作の発表はなく、PS4からガングレイヴVRが登場しました。
ただVRは持っていないので私は未プレイです。
ガングレイヴGORE
ガングレイヴVRの発表と同時に開発の発表があったのが今回発表されたガングレイヴGORE。
ガングレイヴVRの前日譚を描いたストーリーという事なので、ガングレイヴVRは未プレイでも楽しめる作品になっていると思います。
今回発売が発表されると同時に公開されたのがこちらのムービー。
内藤氏の下書きのグレイヴから着色されたグレイヴにフラッシュし、更に3Dでモデリングされたグレイヴにフラッシュ。そこからグレイヴが立ち上がるこのムービー。
第一印象としては「グレイヴの髪の毛サラッサラやん…」
今までカクカクのポリゴンだったし、一応は死人だから髪の毛はガッサガサだと思ってました。
動画の最後の声はシリーズ初代とODで敵として登場した九頭文治ですね。
組織に所属していた頃のブランドンの舎弟です。
2作品ともラスボス手前で登場した、グレイヴのライバル的な立ち位置でした。
良いキャラしてたし、今作も登場っぽいので期待がめっちゃ高まっています。
ムービーはかなり綺麗に作られていましたが、この綺麗なグラフィックのままゲームでグレイヴが操れるとは思えないので、今後の公開されるであろうプレイムービーに期待です。
制作について
デベロッパーはIGGYMOB。
聞いたことのないデベロッパーだったので、調べてみると韓国のデベロッパーでした。
ガングレイヴVRが初のタイトルという事で、まだまだ新しいデベロッパーです。
もともとガングレイヴはマニアックなタイトルだし、VRの浸透率もイマイチなせいもあって、ガングレイヴVRの評判は良い悪いすらあまり耳にしません。
ガングレイヴVRのノウハウをどこまで生かす事ができるのかも見どころです。
(未プレイだからどれだけ進化したか分からないけど)
キャラクターデザインはもちろん内藤氏。
担当としてはイメージディレクターと書かれています。
ここは絶対に外せない。
これ以外にコメントはありません!
作曲関連に今堀氏の名前はありませんでした。
しかしガングレイヴVRでもメインテーマのみ今堀氏が担当していたそうなので、ガングレイヴGOREでも携わっている可能性はまだ十分にあります。
まとめ
ただのファンブログみたいになってしまいましたが、これで良かったのだろうか。
今回発表されたムービーを見た感じだと、シリーズ初代のようなコミックのキャラクターが動いているようなグラフィックでは無いんでしょうけど、何にせよもっと情報が欲しいですね。
ガングレイヴVRをプレイできないのが本当に悔やまれる。
VR高すぎるよ…