Marvel’s スパイダーマン レビューと感想

PS4 Marvel’s スパイダーマン、クリア&トロコンしたので、ネタバレ無しでレビューと感想です。
Marvel’s スパイダーマンというタイトルは長いので、この記事ではスパイダーマンで統一していきます。

スパイダーマンはインソムニアック(INSOMINAC)によって開発されたゲームです。
インソムニアックの代表的なタイトルにラチェット&クランクやレジスタンスなどが有名です。

今回のスパイダーマンの製作はMarvelから「うちのマンガでゲームを作ってくれ」というお願いがあったそうです。

本作はプレイヤーのプレイ時間を無慈悲に奪っていくフォトモード搭載です。
記事の途中にある画像は全て私がフォトモードでスクリーンショットを撮ったものです。

Marvelに関する事前の知識

冒頭でも少し触れていますが、Marvelは漫画の出版社です。
日本で言うと集英社や講談社みたいな会社です。

代表作にスパイダーマン以外にもハルクやXーMEN、アイアンマンなどがあり、漫画は読んでなくても映画として日本でも話題になっています。

スパイダーマンに関する予備知識

スパイダーマンというかMarvel全般の話なのですが、Marvelの大きな特徴にパラレルワールドになっている事が挙げられます。
スパイダーマンは既に映画で3シリーズ出ており、どの作品も主人公はピーターパーカーですが、ストーリーや人間性は全く別の物で、親友のハリーや、恋人のMJなど一部の情報のみ共通となっています。

今作のスパイダーマンも映画や漫画との関連性もなく、全てがオリジナルストーリーです。

舞台はスパイダーマンとして活動して8年後、様々な事件を解決した後のストーリーとなっています。

良かったところ

面白すぎるウェブスイング

ウェブスイングとは、映画でもよく見るビルの合間を蜘蛛の糸(ウェブ)でスイングするアレです。

本当に「映画かよ」ってレベルで動けます。
そして面白いので移動に退屈しない!

ウェブスイングの基本は空中でR2ボタンを押すと、自動で糸を出し空中を飛び交います。
そこにタイミング良くボタンを押したり、ポイントへ向かってジップ(糸を出す)する事で更に加速したり、急停止したりする事ができます。

製作スタッフ曰くニューヨークといったら非常階段らしく、非常階段の移動方法は特に気合いを入れて作ったそうです。
この話を聞く前に非常階段を登ったのですが、確かに「お、これいいね」と思いました。
ここは是非プレイして体験してみてほしいところです。

オープンワールドのデメリットのひとつに、プレイに慣れてくると移動がダルくなる事ってありますよね。
様々なメーカーがこのデメリットは重点的に改善していきたいポイントだと思いますが、ファストトラベルを使った移動が主流になりつつあります。

スパイダーマンもファストトラベルが導入はされているものの、ウェブスイングが面白いので、ほとんど使いませんでした。

オープンワールドの移動方法をまた一歩進んだと言っても過言ではないウェブスイングですが、スパイダーマン以外にこの移動方法が適応されるのか…

歯ごたえと緊張感のあるスパイダーマンらしい戦闘

プレイムービーで少し心配だったのが戦闘。

「パンチとキックと糸だけでの戦闘って地味だよなー」とプレイムービーを見ながら思っていました。

実際にプレイしてみると、すぐに自分の考えが間違っているとわかりました。

今作はスキルツリーが導入されています。
レベルによってスキルポイントが手に入り、スキルポイントを消費して新しい技を手に入れる事が可能です。
スキルにはスパイダーマンらしいアクロバティックなスキルも多く、簡単に使う事ができるので誰でも簡単にスパイダーマンらしいアクションができます。

簡単にスキルが発動できると言っても戦闘の難易度はやや高めで、ほどよい緊張感があります。
敵は集団で本気でスパイダーマンを殺しにきます。

ストーリー後半になっても回避に失敗すると雑魚の攻撃でライフの1/4くらい余裕で持っていかれるので、「ボタン押しとけば勝てる」なんて事はまずありません。
サブミッションとして「壁に敵をくっつける」「オブジェクトを投げる」といった課題も出されるので、これもまた戦闘を面白くしてくれています。
自分のライフと相談しながら挑戦しないと、本当に雑魚に殺されるので挑戦する時は気をつけて。

スパイダーマンやスパイダーマンを取り巻く人間関係

今作のスパイダーマンはスパイダーマンとして活動して8年が経過した後の物語です。
街を歩けば道行く人から「え?本物?」「頑張ってスパイディ」と人気者のスパイダーマン。
しかしスパイダーマンが嫌いな市民もいて、野次を飛ばしてきたりとスパイダーマンのリアルな生活が描かれています。

大人になったピータパーカーも見どころで、「お礼は要らないよ。え?本当に言わないつもり!?」とか、強盗に対して「ママにダメって言われなかった?」とか。
有名人でニューヨークのヒーローであるスパイダーマンですが、スパイダーマンとして活動して8年が経過して活動にも慣れたピーターパーカーのアメリカンな愚痴もこのゲームの面白さの一つです。

ここが良くなかった

ボリュームはやや少なめ

オープンワールドにしてはサブストーリーがほぼ無く、良い意味でメインストーリーに集中できました。
にしても最近のオープンワールドにしてはボリュームが少なかったです。

オープンワールドなので、お馴染みの収集アイテムやサブミッションはありますが、メインストーリーが短かったので「もう終わり?二人目の敵いるよね?」と思ってしまうほどでした。

DLCの配信予定もあるのでボリュームは増えているように思いますが、メインストーリーがこのボリュームならDLCを最初からサブストーリーとして入れても良かったのでは…?と思ってしまいました。

ファン向け要素が強く置いてけぼりなストーリー

スパイダーマンとして活動して8年後のストーリーという事で、最初はかなりストーリーに置いていかれました。

出てくる人物はどれも知らないキャラクターばかりなのに、スパイダーマン(ピーターパーカー)は「やぁ、元気にしてる?」みたいなフランクなノリで話しかけます。
こっちとしては「いやまずお前誰だよ」状態でした。

PVで出てくるサイやサソリの見た目をした敵キャラクターも、特に説明される事なくいきなり出てくるので、「いやだからお前誰だよ」と。

オープンワールドでお馴染みの収集アイテムは、今作は自分が過去に隠したバックパックで、中から過去のスパイダーマンの出来事が紹介されます。
バックパックを手にしてスパイダーマンは「懐かしいなー、あの時の〇〇だ」と言ったりしていますが、こっちは「お、おぅ…」といった感じ。

原作を読んでおけばもっと楽しめたかもしれませんが、日本でスパイダーマンの原作を読んでいる人がどれだけいるのか…

まとめ

新規向けというよりは、原作を知っているファン向けの作品でしたが、いくつか映画版スパイダーマンやアベンジャーズで登場しているキャラクターもいるので、予習してからプレイした方が楽しめたかなと思います。

ゲームとしての完成度は抜群で「さすがはインソムニアック」といったところ。
移動は快適、速い、面白いと見事な三拍子。
戦闘も簡単にスパイダーマンらしいアクションができて、程よい歯ごたえのある見事な難易度は終盤まで全く飽きる事はありませんでした。

今作のスパイダーマンがこれからのオープンワールドにどのような影響を起こすのか楽しみです。

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