アサシンクリードオリジンズ 過去作品との変更点とレビュー

アサシンクリードオリジンズをプレイしておそらく中盤くらいまできました。
システムなどは把握できたので、そういう面でのレビューをしていきたいと思います。

ちなみにアサシンクリードは前作のシンジケートと携帯機以外はプレイ済みです。

序盤はアサシンクリードシリーズの紹介になるので、興味のない方は「2.今作で変わった事」からどうぞ。

アサシンクリードについて

アサシンクリードはUBI Softの人気シリーズタイトルです。
アサシン(暗殺者)となり、ターゲットを暗殺していきます。

「知恵のリンゴ」を利用して世界をコントロールしようとするテンプル騎士団と、それを阻止しようとするアサシン教団との争いが現代まで続いており、アニムスという装置を使ってアサシンのDNAを辿る物語です。
(しかし最近のシリーズは知恵のリンゴはほとんど登場していません)

SFと歴史物の融合で、古い町並みの中なのにUIが現代という所が個人的にかなりツボです。
歴史上の出来事の中で「実はアサシンもこういった形で手助けしていた」というノンフィクションをアレンジしたストーリーも歴史好きにはたまらないようです。

ゲームの特徴

暗殺はもちろん楽しみの一つです。
背後から近づいて暗殺したり、上空から飛び降りながら暗殺したり、時には普通に剣を持って戦う戦闘もあります。
シリーズの2作目から毒殺や銃殺もできるようにもなりました。

その他の特徴としてフリーランニング(パルクール)があります。
フリーランニングは「走る、登る、飛び越えるといった動作を加えた移動方法」で、フリーランニングで屋根の上などを移動し、追手を振り払います。

街並みも当時の再現が素晴らしく、世界遺産に登録されている建物に登ったりもできます。
タイトルによって舞台が変わるので、様々な国の様々な時代を冒険できます。

シリーズの進化

シリーズ1作目は暗殺するだけで、正直内容の薄いものでした。
しかし暗殺やフリーランニングの面白さは既に出来上がっていて、ゲームとしての中核は完成していました。

2作目から劇的にゲーム性が上がり、ステルスアクションとしてのアサシンクリードの地位はこの時点で確立されました。
アクションや武器の種類が増えた事はもちろんですが、何より大きかった変化は街並みがしっかりと作り上げられた事で、フリーランニングの面白さも格段に上がりました。

しかし2作目以降は面白いものの、大きな変化はなく「俺たちは1から2の時の進化を望んでいる」といった声が上がるようにもなってきました。

そんな中で毎年続編を出していたアサシンクリードは2016年は新作を出さずに開発に専念しました。

そして登場したのが今作のアサシンクリードオリジンズです。

今作の舞台

初代は1100年から続編毎に歴史が現代に近づき、前作のシンジケートでは1800年頃のロンドンまで来ていました。

しかし今作はアサシンの起源という事で時代は紀元前まで遡ります。
時代の変化により銃などの一部の武器は存在しません。

今作で変わった事

2年という開発期間を以て発売されたアサシンクリードオリジンズ。
過去シリーズと比較してどんな変化があったか紹介していきます。

キー配置

今作は初期設定はR1ボタンで弱攻撃、R2ボタンで強攻撃とダークソウルシリーズに近いキー配置です。
キー配置は2種類用意されているので、もう片方のキー配置を選べばこれまでのアサシンクリードに近いキー配置でプレイ可能です。

他サイトのレビューに「ダクソっぽい」と言っている人が多々いますが、初期のキー配置が近いだけで難易度やゲーム性は全然違います。

アクションゲームからアクションRPGへ

レベルが導入され、レベルが上がる事で攻撃力と体力が上昇し、スキルポイントが得られます。
スキルポイントを使って新しいスキルを手に入れる形になりました。

敵やクエストにも推奨のレベルが導入され、レベルが低いと難易度がかなり上がります。
暗殺も同じで、強い敵は暗殺ができません。

スキルによって殺害した敵は「自動的にさぐる」事ができるようになっていて、殺害して探るまでが快適になりました。

鷹の目の撤廃と鷹の登場

鷹の目はターゲットは黄色、敵は赤、味方は青、それ以外は無色に識別するアサシンの特殊能力です。
シリーズ1作目から登場している、理屈不能の謎能力でしたが、今作で無くなりました。

今作はセヌという名前の鷹を使って偵察し、マーキングが可能です。
マーキングは敵だけでなく、素材になる動物や、隠されたアイテムも見つけ出してマーキングも可能です。
セヌはスキルで戦闘の手助けをしてくれるようにもなります。

武器レベル、レアリティ、必殺技の導入

武器にもレベルが登場し、強化していくことができます。
武器は敵や敵地から盗む事も可能です。
武器にはレアリティもあり、珍しい武器ほど強い傾向にあります。

また武器には必殺技があります。
ゲージが満タンになると、任意のボタンを押す事で発動できます。

シリーズに無かった盾も登場し、今作から防御ができます。
タイミングを見てパリィする事も可能になっています。

動物、素材アイテムの導入

敵として動物が登場します。
敵と言っても攻撃してくる動物ばかりではありません。

動物を倒すと素材アイテムが手に入ります。
素材アイテムを使ってアサシンブレードや防具の強化を行います。

常にフリーラン状態

これまではR2ボタンでフリーラン、押していない状態で歩いていましたが、今作からは押していない状態で走ります。
スティックを軽く倒せば歩けますが、特に意味はありません(足音は消せるかも)

常に走るようになったので、番兵の前で走り回っても今作からは怪しまれなくなりました
私は歩きながら通りすがりに暗殺が好きだったのですが、今作からは不可能(正確には面倒)です。

壁に張り付く事が不可能に

スニーキングアクションの醍醐味のアクションではないでしょうか。
壁に張り付いて少し顔を覘かせて周囲の確認。そんな動作が今作はありません。

壁際で暗殺すれば自動的に死体を隠す機能は健在です。

椅子に座る、群衆に紛れる、井戸に隠れる事も不可能に

長椅子に座ったり、群衆に紛れて一般人に成済ます事ができなくなりました。

今作の隠れ場所は「枯草」「背の高い草むら」「木箱」「水中」の4つです。
かなり減ってしまって残念です。追加もありません。

スリ、盗み聞き、尾行ミッションは無し

シリーズ1作目から登場していミッションです。
あまり好きなミッションではありませんでしたが、無くなると残念です。

新しいミッションの導入もないので、基本的には「話を聞く→殺害or奪う」がメインです。

アニムスデータベースも無し

歴史好きにも一役買っていたアサシンクリードでしたが、今作はアニムスデータベースはありません。

建設中の世界遺産などは知らなくても見ているだけで楽しかったので残念です。

仕方なくなくなったもの

右手のアサシンブレードはエツィオ編からアサシンブレードの改良として登場したので、今回は登場しません。
なのでダブルアサシンと、ダブルエアアサシンも不可能です。

時代も紀元前に戻った事で銃がありません。
代わりに弓が登場していて、なかなか強いです。

カウンターも無くなっており、前述したパリィが登場していて、カウンターよりは難易度高めです。
確かにカウンター強すぎましたしね・・・

細かいこと

時代のせいか街全体が広く、狭い通路などがありません。
また屋根に番兵もいなくなり、屋根に登れば危険はほとんどありません。
(見つかっていれば追いかけられますが)

シンクロ率やシークエンスも無くなり、「アニムスに入ってる感」が無くなりました。普通のアクションRPGと変わりません。

感想

こんなんアサシンクリードじゃないやん。

というのが率直な感想です。

変更点を見てわかる通り、戦闘にかなり力を入れて開発しています
カウンターの撤廃によって、戦闘の駆け引きが広がった事はかなり評価します。
戦闘はゲーム性が上がり、カウンターゲーと言われてきたアサシンクリードの姿はどこにもありません

しかし暗殺要素が格段に減ってしまいました
私は暗殺がしたいのであって、剣を振り回したいわけではありません
スニーキングアクションの減少によって、ターゲットを暗殺しに行くまでの「潜入している感」も減ってしまいました。

メモリーのシンクロ率があった頃は「エアアサシンで暗殺」などのサブミッションがありましたが、撤廃されたので今作からは完全にごり押しも可能です。
死なない限りメモリーの再スタートもなく、失敗したらチェックポイントまで自分の足で戻るしかありません
それは面倒なので、なおさらごり押しで倒してしまう。そんな悪循環です。

暗殺自体もメリハリがなく、全体的にモッサリしています。
過去作品は番兵を倒しただけでもカメラが動いて爽快感がありましたが、今作からはカメラも動かずあっさりした感じです。

スリや盗み聞きでのターゲット情報もなくなり、今作は人から話を聞きながらターゲットを特定するだけなので、お使いをしている感じが強いです。

街並みも時代が変わったせいもありシンプルになってしまい、フリーランニングの面白さも減ってしまいました。楽しく移動するというよりただのショートカットでした。
町中で目立つ行動をしても番兵は声をかけるだけで攻撃してこないので、モブキャラ同然。
敵を振り払うのもアサシンクリードの醍醐味の一つですが、長椅子や井戸などのギミックが減ったせいで振り払うというよりは逃げている場面の方が多いです。
今作は乗り物(ラクダや馬)のAIが優秀なので、フリーランニングでの移動よりも乗り物での自動運転が増えてしまいました

スキルツリーや素材集めはアサシンクリードとしては新しかったですが、どこかでプレイした要素ばかりで、こんなゲームなら探せばいくらでもあります。

アサシンクリードは戦闘要素を充実させるよりも、暗殺とフリーランニングという不動のポジションがあるので、そこを充実させてほしかったです。

全体的にHorizonっぽい

ホライゾンと似ている部分がたくさんありました。

  • レベルやスキルツリー
  • 弓で攻撃(アサクリも弓強いです)
  • 動物の登場
  • 背の高い草むらに隠れる
  • 暗殺=サイレントストライク
  • エアアサシン=真上からの一撃
  • 空中で弓を構えるとスローモーション

両作を比べるとホライゾンの方が完全に上をいっていましたが、ホライゾンが楽しめた人ならアサシンクリードも楽しめるのではないでしょうか。

まとめ

今作は私はアサシンクリードと認められない作品になってしまいましたが、世間の評判はかなり良いようです。
大勢のプレイヤーは今作の進化に満足しているようですが、私は満足できませんでした

これからのアサシンクリードがオリジンズがベースになって開発されるなら私は購入しないと思います。
今作はアサシンの原点であって、まだアサシンになっていないので少し希望はありますかね。

さて、オリジンズクリアしたら未プレイのシンジケートでもプレイしようかな。
あっちは暗殺面で評価が高いみたいですし。

帰ってこい!俺のアサシンクリード!!

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