ドコモの比較的新しい料金プランであるシンプルプランとdocomo with。
最近は格安シムの登場によりユーザー離れが激しくなり、その打開策として出たプランだと個人的に思っています。
これらのプランを上手に契約すると、どれくらいの価格になるのでしょう。
後半では格安シムのOCNモバイルと比較もしていきたいと思います。
今回使うプラン
シンプルプラン
2017年から始まったドコモの新しい料金サービスです。簡単にいうと基本料金+家族通話無料のサービスが一緒になったプランです。
シンプルプランは月額980円のサービスで、パケット通信を家族のシェアパックに追加し、パケットの容量を家族と共有して使います。
注意点として、シンプルプランはシェアパック専用のプランです。シェアパックは家族と共有するプランなので、一人では使えません。
今回はの記事では最安値に挑むのでシンプルプランを紹介しますが、カケホーダイやカケホーダイライトでもシェアパックを利用できます。
シェアパック
今回シンプルプランと一緒に契約するサービスです。シンプルプランは通話のプランに対し、シェアパックはパケットのプランにあたります。
家族の誰か一人がシェアパックに加入し、それを複数人で共有します。
シェアパックの中にも下記の6種類があり、自分と自分の家族に合ったパケットのプランを選びます。
- ウルトラシェアパック100(100GB)
- ウルトラシェアパック50(50GB)
- ウルトラシェアパック30(30GB)
- シェアパック15(15GB)
- シェアパック10(10GB)
- シェアパック5(5GB)
シェアパックに家族を一人追加する度に月額500円がかかります。
docomo with
対象の端末を購入すれば、その端末を使っている限り、毎月の料金が1500円引きされるサービスです。
ドコモのシムカードはほとんどのシムフリースマートフォンで利用できるので、通販などでスマートフォンを購入して利用すれば、docomo withを継続したまま新しいスマートフォンを使うことができます。
2018年3月現在、docomo with対象の端末はMONO、AQUOS sense、Galaxy Feelなどがあります。
ドコモの基本料金プラン
人数 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 | 6人 | 7人 | 8人 | 9人 | 10人 |
シンプルプラン | 1960 | 2940 | 3920 | 4900 | 5880 | 6860 | 7840 | 8820 | 9800 |
sp モード |
600 | 900 | 1200 | 1500 | 1800 | 2100 | 2400 | 2700 | 3000 |
シェアパック | 500 | 1000 | 1500 | 2000 | 2500 | 3000 | 3500 | 4000 | 4500 |
docomo with | -3000 | -4500 | -6000 | -7500 | -9000 | -10500 | -12000 | -13500 | -15000 |
合計 | 60 | 340 | 620 | 900 | 1180 | 1460 | 1740 | 2020 | 2300 |
まず人数ごとの基本料金を表にまとめました。
シェアパックは一人での契約は不可能なので書いていません。
ここからパケットのプランを設定し、シェアしていきます。
パケット料金をプラスした価格
上で紹介した基本の料金プランにシェアパックの料金をプラスした金額を紹介します。
一応10人まで想定して書いてみましたが、10人でシェアするケースは稀ですかね・・・。
合計金額の他に、一人当たりの料金の平均と、パケット通信量も加えています。
シェアパック(SP)10GBの場合
人数 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 | 6人 | 7人 | 8人 | 9人 | 10人 |
基本 料金 |
60 | 340 | 620 | 900 | 1180 | 1460 | 1740 | 2020 | 2300 |
SP10 | 9500 | ||||||||
合計 金額 |
9560 | 9840 | 10120 | 10400 | 10680 | 10960 | 11240 | 11520 | 11800 |
金額 /人 |
4780 | 3280 | 2530 | 2080 | 1780 | 1566 | 1405 | 1280 | 1180 |
10GB /人 | 5 | 3.3 | 2.5 | 2 | 1.7 | 1.4 | 1.25 | 1.1 | 1 |
シェアパック(SP)15GBの場合
人数 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 | 6人 | 7人 | 8人 | 9人 | 10人 |
基本 料金 |
60 | 340 | 620 | 900 | 1180 | 1460 | 1740 | 2020 | 2300 |
SP15 | 12500 | ||||||||
合計 金額 |
12560 | 12840 | 13120 | 13400 | 13680 | 13960 | 14240 | 14520 | 14800 |
金額 /人 |
6280 | 4280 | 3280 | 2680 | 2280 | 1994 | 1780 | 1613 | 1480 |
15GB /人 |
7.5 | 5 | 3.75 | 3 | 2.5 | 2.1 | 1.875 | 1.7 | 1.5 |
シェアパック(SP)30GBの場合
人数 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 | 6人 | 7人 | 8人 | 9人 | 10人 |
基本 料金 |
60 | 340 | 620 | 900 | 1180 | 1460 | 1740 | 2020 | 2300 |
SP30 | 13500 | ||||||||
合計 金額 |
13560 | 13840 | 14120 | 14400 | 14680 | 14960 | 15240 | 15520 | 15800 |
金額 /人 |
6780 | 4613 | 3530 | 2880 | 2447 | 2137 | 1905 | 1724 | 1580 |
30GB /人 |
15 | 10 | 7.5 | 6 | 5 | 4.3 | 3.75 | 3.3 | 3 |
シェアパック(SP)50GBの場合
人数 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 | 6人 | 7人 | 8人 | 9人 | 10人 |
基本 料金 |
60 | 340 | 620 | 900 | 1180 | 1460 | 1740 | 2020 | 2300 |
SP50 | 16000 | ||||||||
合計 金額 |
16060 | 16340 | 16620 | 16900 | 17180 | 17460 | 17740 | 18020 | 18300 |
金額 /人 |
8030 | 5447 | 4155 | 3380 | 2863 | 2494 | 2217.5 | 2002 | 1830 |
50GB /人 |
25 | 16.7 | 12.5 | 10 | 8.3 | 7.1 | 6.25 | 5.6 | 5 |
これらの料金を見てわかる通り、シェアする人数が増えれば増えるほど、一人あたりの負担額が減ってきます。シェアパックの料金からわかる事
一人あたりのパケット通信量はあくまで目安です。
人数が増えれば、一人あたりのパケット通信量は減ってきますが、パケットを使わない人がいれば、他の人が使えるパケットの量が増えてきます。
もっと詳しくパケット通信の量を設定する方法もあるので、下の小技で紹介していきます。
シェアパックの小技
シェアパック上限オプション
シェアパックを本契約している(追加オプションではない)人にはデータ量上限を設ける権限があります。
「子どもが使いすぎないようにしたい」と思えば、シェアパックを契約している端末から、シェアパックのパケットの上限を一台ごとに設定する事ができます。
上限に達した端末は通常のプランで上限に達した時と同様に低速モードになります。
上の表で一人あたりのパケットも紹介しているので、端末一つ一つに平均のパケットを割り振ってもいいかもしれません。
シェアパック分割請求オプション
上記のオプションはパケットの分割でしたが、今度は料金の分割も可能です。
おじいちゃん、おばあちゃんはあまりパケットは使わないから、それぞれ1000円ずつ払ってもらって、残りは他のみんなで負担。といった使い方が可能です。
支払いの口座も分けられるので、成人したお兄ちゃんは自分の口座から自分の分だけ。といった使い方もできます。
ただ、シェアパック上限オプションと、シェアパック分割オプションは同時に利用できないので注意してください。
格安SIMと比較してみる
今回の比較する対象は同じドコモ回線であるOCNモバイルです。
まずはドコモとOCNモバイルの異なる点をまとめておきます。
ドコモ | OCNモバイル | |
家族通話 | 無料 | 有料 |
キャリアメール | ドコモメール | なし |
その他割引き | 多い | 少ない |
OCNモバイルは家族内無料通話はありません。
OCNモバイルには850円で10分かけ放題プランがありますが、最安値という事で今回は除外しました。
キャリアメールはもちろんドコモだけですが、OCNモバイルでもEメールアドレスは貰えます。
しかしOCNのメールはPCメール扱いなので、相手側のメール設定によっては受信されない事があります。
その他の割引は”ずっとドコモ割”などのサービスです。その他”ドコモ光セット割”などもあります。
実際に比較した結果
表か何かにまとめたかったのですが、膨大なデータになってしまったので、文章で簡潔に結果を書いていきます。
計算した所、残念ながら格安シムのOCNモバイルの方がほとんどのケースで安かったです。
人数10人くらいまで増えればドコモの方がお得になる事もありました。
結果的に負けてしまいましたが、格安シムに近い価格まで個人の負担は下がりました。
それにプラスしてドコモには家族内通話無料のサービスもあるし、その他の割引サービスを利用すれば更に価格は下がります。
割引の内容によっては格安シムと同等かそれより安く使える事もありそうです。
まとめ
格安シムとの価格比較では甲乙つけがたい結果になってしまいましたが、やはりキャリアは実店舗が多くスタッフに相談しやすかったり、壊れた際のサービスが充実していたりと、メリットもたくさんあります。
価格だけに拘らず、他の魅力にも目を向けて自分の料金プランと向き合っていきましょう。
この記事を読んでシンプルプランに興味がわけば、一度ドコモショップに足を運んでみてはどうでしょうか。料金プランの見直しやシミュレーションをしてもらうと実際の負担額が見えるので分かりやすいと思います。
今回紹介したドコモとOCNの公式サイトへは下のリンクからどうぞ。
ドコモから新しい料金プランが発表されました!