2018年4月27日。ドコモが2018年3月期の決算発表にて、新プランが発表しました。
今回発表されたプランは「ベーシックパック」と「ベーシックシェアパック」
パケット用のプランで、通話は関係ありません。
新しいプランのようですが、このプランは既にauが「ピタットプラン」という名前で実施済みで、ドコモが後から追う形になります。
ターゲットはパケットを使わない層で、パケットを使わない人ほど格安シムに流れる傾向にあるそうです。
ユーザー流出の歯止めになるのか、詳しいプランの内容を見ていきましょう。
2つのパケットパックの特徴
今回発表された2つのパケットパックの特徴は、パケットの使用量によって月の料金が変動するという点です。
ベーシックパックならパケット通信量は1GBからスタートし、1GBを超えると自動的に3GBの料金に切り替わり、3GBを超えると今度は5GBの料金に切り替わります。
このように使用したパケットの量によって価格が自動で切り替わるのが今回発表されたサービスの一番の特徴です。
また、月額使用料980円のシンプルプランや毎月の料金が1500円引きのdocomo wothと併用が可能なので、さらに月々の料金を下げる事ができます。
廃止されるプランも
これらのプランの登場によって「シェアパック5/10/15」「ビジネスシェアパック5/10/15」「データSパック」「データMパック」が5月24日から契約不可能になります。
以下から料金プランを比較していきますが、既存のパックを契約する人は早めの契約をおすすめします。
ベーシックパック
前述した通り、シンプルプランと合わせて契約が可能です。
シンプルプランは今までシェアパック専用のプランだったのですが、今回からシンプルプランが一人でも使えるようになりました。
シンプルプランは一番安い通話のプランで、月額980円サービスです。
家族内通話は無料ですが、家族以外との無料通話がありません。主にパケット通信をして通話はオマケといった人におススメのプランです。
パケット | ベーシックパック (新プラン) |
データパック (旧プラン) |
30GB | なし | 8000円 |
20GB | 7000円 | 6000円 |
5GB | 5000円 | 5000円 |
3GB | 4000円 | なし |
2GB | ー | 3500円 |
1GB | 2900円 | なし |
※赤字は契約ができなくなるプラン
まずベーシックパックのパケットは20GBまでしかありません。20GBまで使えば低速モードになります。
また今回から3GBの上限が追加されましたが、2GBのデータパックは終了します。上限が2GBで良い人は早めに契約しておきましょう。
続いて価格に目を向けると、5GBまでは同じ価格ですが、毎月20GBまで使うなら旧プランであるウルトラパック(20GB)の方が1000円お得です。
20GBまで使えるデータパックは継続してサービスが続くので、あまり急ぐ必要はありません。
ベーシックシェアパック
シェアパックは家族とパケットを共有するプランです。
家族でパケットを使わない人がいれば、その分他の人が使えるパケットの量が増えます。
ベーシックパックのように一人でもシンプルプランが使える といった大きな変化はベーシックシェアパックにはありません。
パケット | ベーシックシェアパック (新プラン) |
シェアパック (旧プラン) |
100GB | なし | 25000円 |
50GB | なし | 16000円 |
30GB | 15000円 | 13500円 |
15GB | 12000円 | 12500円 |
10GB | 9000円 | 9500円 |
5GB | 6500円 | 6500円 |
※赤字は契約ができなくなるプラン
なんと、全て旧プランのシェアパックの方がお得・・・
理由を推測するなら「家族全員のパケットを把握するのは難しいからベーシックに入っておけば通信量に応じて自動で料金が変動するよ。安心してね」という事でしょうか。
うーん、これならシェアパックの30GBを契約して、普通にシェアした方がお得な気がします。5人家族として、分割しても一人6GBあるんだし。
30GBのプランは無くなりませんが、それ以下のプランは終了するので、契約する人は急ぎましょう。
まとめ
新しく発表されたプランと旧プランを比較してみましたが、大きな変化があったのは個人の料金プランであるベーシックパックではないでしょうか。
特にシンプルプランが一人で使えるようになったメリットはかなり大きいと思います。最近は通話はLINEのアプリで済ませたりしますし。
シェアパックとdocomo withを併用すればベーシックパックは約2500円からのスタートで、5GBまで使っても4500円です。
ずっとドコモ割も併用できるのですが、料金が安い分値、引きも少ない点が少し残念です。
残念といえばベーシックパックですね。
ドコモのオプションサービスに上限オプションというサービスがあって、それを使えばそれぞれの端末にパケットの上限を設ける事もできます。
そういったオプションを使えば、今回発表されたサービスはあまり意味のないサービスになってしまう気がします。
ちなみに提供開始は5月25日からです。果たしてどれくらい効果があるのでしょうか。
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