シグマが合計9本のEマウントレンズを発表しました!
既にキャノンマウントとニコンマウントが販売されていて、新たにEマウントが追加される形になります。発売されるレンズは以下。
- SIGMA 14 mm F1.8 DG HSM | Art
- SIGMA 20 mm F1.4 DG HSM | Art
- SIGMA 24 mm F1.4 DG HSM | Art
- SIGMA 35 mm F1.4 DG HSM | Art
- SIGMA 50 mm F1.4 DG HSM | Art
- SIGMA 85 mm F1.4 DG HSM | Art
- SIGMA 135 mm F1.8 DG HSM | Art
シグマのArtラインの単焦点レンズ全てですね。
更にArtラインに新たに以下の2本のレンズが開発発表されました。
- SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art
- SIGMA 105 mm F1.4 DG HSM | Art
105mm F1.4はシグマ、キャノン、ニコン、ソニーEマウントが発売されますが、70mm MACROはニコンマウントは発売されず、シグママウント、キャノンマウント、ソニーEマウントの3種類のみです。
これまでのシグマのレンズ
これまでシグマのレンズを使うには、MC-11などのマウントコンバーターを使う必要がありました。
MC-11はキャノンマウント、またはシグママウントをEマウントに変換するコンバーターです。
MC-11が発売されるまで、マウントコンバーターは社外の物ばかりでした。
シグマも社外ではありますが、シグマの信頼や非公式ながらキャノン製のレンズの一部も使える事から、MC-11はかなり売れました。
今回の発表でシグマのレンズがマウントコンバーター無しで使えるようになりましたが、MC-11に対応しているレンズが全て発売されたわけではありません。まだまだMC-11の需要はありそうです。
ラインナップについて
35mm、50mm、85mmは既にソニーが発売済みです。
ソニーストアの価格がSEL35F14Zは20万円、SEL50F14Zが17万円、SEL85F14GMが20万円と、ツァイスにGマスターと描写は良いものの、高価なレンズばかりです。
シグマのArtラインのレンズでどれも描写は評判が良いですし、これらのレンズを価格込みで比較すると、シグマを選ぶ人もたくさん出てきそうです。
ソニーから出ていない画角は14mm、20mm、24mm、70mm、105mm、135mmの6本。超広角から中望遠まで、綺麗に網羅しています。
個人的に欲しいレンズ
ソニーから出ていない24mmF1.4が欲しいです!24mmは扱いやすい広角だと思っている人も多いのではないでしょうか。
用途は主に星景撮影用です。ソニーから24mmが出るのを待っていたのですが、もう我慢できません。
F1.4という明るさも星の撮影では抜群の効果を発揮してくれます。
24mmはAPS-Cのカメラだと35mm判換算で36mm相当になり、α6000シリーズと組み合わせればスナップなんかにも手ごろに使えるレンズになりそうです。
14mmF1.8も気になりますが、星以外も色々撮りたい私には、ちょっと広角すぎます。
マウント交換サービス
シグマのレンズのマウントを交換できるサービスです。
例えばシグママウントのレンズをキャノンマウントのレンズに交換できたりします。
これまでソニーEマウントはマウント交換サービスの対象外でしたが、今回のフルサイズEマウントが発表された9本のレンズはEマウントへのマウント交換サービスに対応します。
これまでキャノンユーザーはMC-11を使えば、ソニーのカメラが使えていましたが、ニコンユーザーは涙を飲むしかありませんでした。
マウント交換サービスが開始されれば、ニコンユーザーがソニーに流れてくる可能性もありそうです。
またマウント交換をしたレンズは、MC-11では対応していなかったAF-Cに対応し、更にAFの高速化もされます。
これまでMC-11のオートフォーカス性能に不満があった人にも嬉しいサービスです。
まとめ
ここ最近はソニーは東京オリンピックに向けてか、望遠レンズに力を入れて開発しているように思います。そのため広角~中望遠はあまり発表されていません(まぁ確かに広角~中望遠は充実してきたし)
このタイミングで、このラインナップはたくさんのカメラマンが歓喜していそうです。
最近ソニーの一眼の追い上げが半端じゃありません。フルサイズはキャノンとニコンの2メーカーでしたが、ソニーも十分に肩を並べられる性能になってきました。
ここからキャノン、ニコンがどう動くのか目が離せません。