キャノンとニコンがミラーレスに本腰か!?スペックを見て各社の戦略を考える

ついにキャノンとニコンからミラーレスに本腰っぽいカメラが発表れました。

ニコンから『Z6』『Z7』、それを追うようにキャノンから『EOS R』というモデルが発売されます。
もちろん3機種全てがフルサイズセンサーです。

イメージセンサーとは

電子の目と言われるカメラの心臓部。

大まかに3つの大きさがあり、大きいサイズからフルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズがあります。

プロカメラマンが一番使うイメージセンサーのサイズは一番大きなフルサイズが一般的です。

これまでニコンはミラーレスはNikon1(ニコンワン)という、マイクロフォーサーズより更に小さい1インチセンサーのモデルが販売されていましたが、すでに販売終了。

キャノンはEOS Mシリーズが販売されており、こちらはAPS-Cサイズで現行モデルとして販売されています。

読めない戦略

プロ向けではない

まずカメラのスペックからしてプロ向けのモデルではありません。

プロカメラマンは仕事でカメラを使うので”撮れていない”という失敗は許されません。
カメラマンの仕事は色々ありますが、結婚式の前撮りでそんな事があっては困るどころかプロ失格だし、他人の思い出に傷を付けるようなものです。

そこでプロカメラマンは記憶媒体が2枚挿せるカメラを使い、1枚が故障しても2枚目でカバーできるように仕事をします。

今回発表された3機種は全てカードスロットが1つです。

この時点でプロ向けではない事が分かります。

入門向けでもない

ニコンの新モデルが20万と40万、まだキャノンは正式な価格の発表はありませんが、このスペックだと20万円を超えるモデルだと思います。

入門モデルとしてこの価格は絶対に手が出ません。

ハマるかどうかわからない趣味に20万、それにプラスでレンズ代まで乗っかってきます。
レンズのラインナップを見ても、初心者向けのお手軽ズームも無いので、初心者には更に手の出にくいカメラです。

じゃあ誰向けなの?

こうなると消去法でハイアマチュアがターゲットという事になります。

プロじゃない。でも写真を作品として残したい。
そういった人たちがハイアマチュアです。

今回カメラが発表されると同時に、一眼レフで使っていたカメラをミラーレスで使えるマウントコンバーターも発売されます。
彼らはカメラの知識があるので、今回発表されたカメラがどれだけ良い物か知っていますし、仕事という重圧もなく、レンズも既に沢山持っています。

ハイアマチュアの彼らだけが、このカメラを使うに相応しい人物のよう見えてなりません。

キャノンもニコンも相当焦っているように見える

ハイアマチュアをターゲットにミラーレスを出すのは正直かなり意外です。
それほどハイアマチュア層のソニーへのユーザー離れが激しく、今からカメラを初める初心者を相手にミラーレスを作っている余裕は無いんでしょう。

プロカメラマンは今まで使ってきた機材への信頼もあるので簡単にメーカーを変える選択はしないでしょうし、カメラ人口的にもプロカメラマンは少数なので他社へ移ってもダメージは少ないです。
なのでこちらもターゲットから外れたのではないでしょうか。

キャノンに至っても新マウント設計なので、これまでEOS Mシリーズを使ってきた人は完全に捨ててますよね。
もともとキャノンはミラーレスに消極的だったので、EOS Mマウントをフルサイズに対応させる予定までは無かったのだと思います。

ソニーは一安心

今回の発表を見てソニーとしては一安心 といった感じではないでしょうか。
衝撃的なスペックのカメラは無く、どれもソニーのα7III、α7RIIIに対抗する似たようなスペックです。

ソニーがウリにしているAF性能や、処理エンジンを凌駕するようなカメラは出てきませんでした。

今ソニーはα7SIIIの発表が噂されています。
α7Sシリーズは画素数を抑えて高感度(暗い場所)に強いカメラです。
今回発表されたカメラが、ソニーの開発しているα7SIIIに勝るカメラだったらソニーも焦っていたかもしれません。

まとめ

今回発表された内容を見た感じでは、ソニーへのユーザー流出を防ぐための苦肉の策のようにしか見えません。
キャノンやニコンは今後のミラーレス市場でもしばらく悩む事になりそうです。

まだレンズのラインナップが揃っていませんし、ソニーもFEマウントが出た頃はレンズが少ないって言われていました。
ただソニーがミラーレスに参入した頃はマウントコンバーターはあったものの、Aマウントレンズが普及していないという大きなデメリットがありました。
しかしキャノンのEFマウントやニコンのFマウントはソニーのAマウントより莫大普及率があるという強みもあります。

今後はいかにユーザー離れを防ぎつつ、新マウントのレンズを発表できるかかかっていると思います。

ただこれでいいのでしょうか。
新規ユーザーが入らなければ勝負に勝って試合に負けたようなものです。

しばらくしたら入門モデルのミラーレスが出るんでしょうかね。

富士フイルムやパナソニックもフルサイズ参入の噂が出てきましたし、これからもデジカメのユーザー動向に目が離せません。

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