【レビュー】Luminar AIはここまで進化した!より快適に使いやすく進化し続けるRAW現像ソフト

AIを用いたRAW現像で知名度を一気に上げたSkylum(スカイラム)のLuminar(ルミナー)

Luminar3では

  • 空を認識し、空にだけ補正をかける「スカイエンハンサー」
  • 写真全体のバランスを補正する「アクセントAI」

そして次回のLuminar4では

  • 空を認識して置き換える「スカイ・リプレースメント」
  • 顔を認識して調整する「ポートレートエンハンサー」

などのAI機能が追加されました。

AIを使った補正はLuminarが後を追っているはずのPhotoshopまでもが空の置き換え機能を導入する事態となっており、他社にとっても放置しておけない状態とも言えるようです。

そんなLuminarの最新のRAW現像ソフト、Luminar AIを触る事ができたので、レビューしていきたいと思います。

目次

Luminar AIとLuminar 4の違い

Luminar AI 作例1
Luminar AI 作例1

公式HPの情報によると、Luminar AIはLuminar 4より効率かつ快適にRAW現像ができるよう開発されたソフトだそうです。

また、Luminar AIはLuminar 4の次回バージョンではありません。

Luminar 4もしばらく更新するそうですが、やはりメインのアプローチはLuminar AIになっていきます

どちらかを選ぶならLuminar AIを選択しましょう。

Luminar AIでできるAI補正

  • アクセントAI
  • スカイエンハンサー
  • スカイリプレースメント
  • 拡張スカイ
  • ストラクチャ
  • ポートレートエンハンサー
    • スキンエンハンサー
    • アイリス
    • フェイス
    • ボディ(新規)
    • ボケ(新規)
  • 構図(新規)
  • アトモスフィア(新規)

名称が若干変わっている部分もありますが(β版なので修正が入るかも)、新規でAIによる構図の修正、アトモスフィア(霧)、ポートレートにおける身体の補正が追加されました。

移行する際に知っておくべきこと

Luminar AIとLuminar 4は別のソフトです。

つまり、カタログの移行はできません

ですが、ありがたい事にLuminr4で購入したLooksや空、オブジェクトは移行が可能です。

また、これまでLooksという名称だったプリセットは、テンプレートという名称に変わりました。

必要なスペックはLuminar 4と同じですが、対応OSはWindows10(64bit)のみで、Windows 7、8.1は対象外となりました。

Luminar AIをレビュー

Luminar AI 作例2
Luminar AI 作例2

「次のバージョンではない」とアナウンスのあったLuminar AIですが、僕としては良い意味で大きな変化は感じませんでした。

変化が少ない事は悪い事ではありません。

ソフトというのは大きな変化を加えると既存のユーザーは使いにくくなります。

そういった意味ではLuminarのユーザーも増え、成熟期となってきたのでしょう。

実際にLuminar3からLuminar4の移行時は変更点が多くて慣れるまで大変でした。

Luminarにおける僕のワークフローにも下記のようにこれまでと変化はありません。

  1. テンプレート(Looks)を選択
  2. AI補正
  3. 個別で微調整

僕のワークフローについては下の記事をどうぞ

補正項目を大まかに分けていた、エッセンシャル、クリエイティブ、ポートレート、プロフェッショナルの4つのタブも健在で、Luminar4から移行した人も使いやすくなっています

この使いやすさはそのままに、テンプレートの適用値は補正項目の下に常に表示されているので、痒い所に手が届く仕様となりました。

テンプレートの選択もAIで被写体が何かを認識してくれるようになり、写真を選択すると「このテンプレートはどうですか?」という提案をしてくれます。

新しい構図AIでは写真の添削が可能に

みんな気になる新しいAI機能ですが、僕の一番のお気に入りは構図のトリミングです。

構図AIでは写真を分析し、余計な部分を適切にトリミングしてくれます。

例えば構図AIをかけると、以下ようにトリミングしてくれます。

構図AI 補正前
Luminar AI 構図
構図AI 補正後

白飛びした空がトリミングされたのが分かると思います。

人の目は明るい所(上の写真では空)に目がいきます。しかしトリミング前の空は写真の主題でも副題でもないただの邪魔な要素です。この邪魔な要素をAIで認識してトリミングしてくれました。

構図AIは初心者にとって先生のような役割をしてくれます。「何故AIがこうしたのか」を考えるのも良い勉強です。

良い所はそのままに、細かい所まで快適になったLuminar AI

Luminar AI 作例3
Luminar AI 作例3

Luminar3のAI機能でユーザーの獲得。

Luminar4でユーザーからの意見を取り入れ、大幅なインターフェースの改善。

そして今回のLuminar AIでは大きな変化は加えず、ユーザーの使いやすさに磨きをかけたソフトとなりました。

Luminarにとって一番の特徴と言えるAI機能は「できなかった事ができる」という事から、写真について「提案する」という、こちらもユーザーに寄り添ったAI機能の追加でした。

Lightroomユーザーにもオススメ

僕がLuminarを使っていて心配な事は、今回カタログが引き継げなかった事です。

これまでLuminarで写真を管理してきた人にとっては痛いと言わざるを得ません。

LightroomユーザーならLightroomからプラグインでLuminarを起動できるので、Luminarの不安要素もカバーしてくれます。

Lightroomのようなカタログが無いという人はメーカー純正の写真管理ソフトでも代用が利きます。

僕としてはRAW現像の初心者にオススメしたい

別のLuminarの記事でも同じ事を言いましたが、僕としてはLuminarは初心者にこそ使ってほしいRAW現像ソフトです。

Luminarを使った現像って本当に楽しいんです。

テンプレートを選択すれば簡単に良い写真ができるので、「自分の写真がこうなるのか!」というRAW現像の面白さが、写真のモチベーションにも繋がります

Luminarはテンプレートによって、初心者にも数多くのゴールを与えてくれます。

初心者のように「撮った写真がどのように補正できるのかわからない」という人にとって、複数のゴールが見えるという事は、写真の可能性やポテンシャルを知る上でとても重要な事です。

例えば、料理の初心者に食材をそのまま渡すより、その食材に合ったいくつかのレシピを添えて渡した方が絶対に美味しい料理ができます。

Luminar AIのテンプレートは料理にとってのレシピのようなものです。

レシピ(テンプレート)を使ってたくさん写真を作って、最終的にオリジナルの写真が作れるようになればいいのです。

過去のLuminarの記事ではAIを用いた編集機能を詳しく紹介しています。

こちらも合わせてどうぞ。

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