ピークデザインというと最近一気に勢力を拡大しているカメラの周辺機器メーカーです。
その火付け役となったのがキャプチャーという製品。
この製品はキックスターターというクラウドファンディングにて登場し、瞬く間に目標金額に達しました。
クラウドファンディングサイトの一つ。
企業や個人が製品を紹介して、その製品を制作するための財源などをユーザーに出資してもらいます。
目標金額に達すれば製品化され、出資した人には製品が送られます。
残念なことに良い製品はパクられるのが性。
そして今回私が買ったのはそのパクリ製品です。
本家本元、ピークデザイン製のキャプチャーは下のリンクからどうぞ
GlobalCity カメラクイックリリース
僕が買った製品はこちら。
基本的な構造は本家のキャプチャーと同じだと思いますが、一応紹介していきます。
GlobalCity カメラクイックリリースはワンタッチでカメラをリリースできるホルスターです。
使い方
外観はこんな感じ。

左右のネジを回すとホルスターが開きます。

左上の青いボタンを押してカメラを引けばリリースプレートが外せます。

リリースプレートの裏側はこんな感じ。ここを回してカメラの三脚穴に取り付けます。
ツマミを起こしてネジのように回す事もできるし、付属の六角レンチでも回せます。

本体右上のトグルを回すとリリースプレートが完全にロックされます。
カメラをしばらく使わない時はこのトグルを締めておくといいでしょう。

主な特徴
リリースプレートはアルカスイス互換にもなっているので、アルカスイス互換のある三脚の場合は優先的に採用しても良いと思います。

クイックリリースの裏には三脚のネジ穴が切ってあります。

実際に使ってみての感想
シートベルトくらいの幅までガッシリとホールドする事ができました。
リリースは概ね良好。
時々ホールド用のトグルが気づかないうちに閉まっていて動かなくて焦りますが、評価を下げるほどではありません。
このトグルは本家のキャプチャーには付いていないんじゃないかな?
リリースプレートがゴム製なのですが、ゴムにも関わらず割とズレます。
ツマミで調節できるので、現地でもリリースプレートの微調整はできますが、ズレないに越したことはないのでここは残念でした。
本家のキャプチャーにも言えるのですが、リリースボタンを何故右側にしたのでしょうか。
右手はカメラを握っているので、左手でリリースボタンを押せるようにしてほしかったです。
左手でマウント部を持って右手でリリースボタンを押して取り外すのが正しい使い方かな?
取扱説明書も付属していなかったので不明です。
リリースボタンがプラスチックなのですが、めっちゃ安っぽいです。

TMCという謎のロゴ

表側にも裏側にもTMCという謎のロゴがあります。
調べてみたのですが、よく分かりません。
このクイックリリースのメーカーはGlobalCityという名前だったのですが、Amazonでよく調べてみると別のメーカーから全く同じ製品が出ていたので、TMCというのは大元の製造メーカーなのかもしれません。
明らかにピークデザインを意識しているロゴ

このひし形マークどこかで見たような…
そう。ひし形からちょっと棒を付け足せば、本家ピークデザインのロゴが出来上がります。
そうまでしてパクりたいのか…?
本家のデザインを確認したい方は下のリンクからどうぞ。
注意点
パンツのベルトに取り付けてみましたが、カメラのボディーが重すぎて使いにくかったです。
ベルトの太さや素材にもよりますが、ネジで押しつぶしながら掴むので、レザー素材だと傷が入る事もありそうです。
ベルトに付ける時はピークデザインからこういったオプション製品が出ています。
ショルダーバッグのベルトにも付けてみましたが、これまたバランスが悪いです。
カメラの自重でベルトがどんどん前にズレていきました。
予め何に取り付けるか考えて購入した方がいいと思います。
と言ってもピークデザインのキャプチャーを使っている人の多くがバックパックのショルダーハーネスか、上で紹介したピークデザインのアタッチメントを使ってベルトに取り付けているので、用途はその2択かな。
まとめ
若干残念な点もありましたが、概ね満足です。
現状ではショルダーを使う割合が9割ので、あまり使い道がありません。
近々バックパックを購入予定なので、届いたら本格的に稼働開始かな。
あとはピークデザインのパクリというコンプレックスを乗り越えられるかが問題です。
リリースボタンが青色なので、分かる人が見るとすぐにパクり製品だとバレそうです。