小椋翔著 副業するならカメラマン レビューと感想

働き方改革として副業を広げていきたい日本政府。

未婚率も増えている事ですし、時間が余っているなら副業という選択肢が出てくる人も珍しくありません。

僕もカメラで小さな収入を得ていますが、もっと規模を広げていきたいと思っていたところ、面白そうな本があったので買ってみました。

ボリュームはあまり多くないのでゆっくり読んでも1週間はかからないと思います。

著者 小椋翔氏のプロフィール

レビューの前に著者である小椋翔氏のプロフィールの紹介です。

(と言ってもWikipediaからの引用ですが)

小椋 翔(おぐら しょう、1983年1月13日 – )は、日本の経営者、カメラマン、講師、経営者。

愛称はおぐさん,おぐちゃんだが、小椋本人があだ名を名乗る際にはおぐしょうを自称している。

株式会社コトノ葉代表取締役、出張撮影フォトネイロオーナー経営者。元ロックバンドコトネイロボーカル担当。

出典元:小椋翔 – Wikipedia

カメラマン全力授業について

本題の前ですが、著者主催のカメラマン全力授業について簡単に紹介しておきます。

というのも、この本の中で「勧誘かよ!」というレベルでこのセミナーの話が出てきます。

カメラマン全力授業は著者の小椋翔が主催するセミナーで、「ど素人でも、写真で生きる」をテーマとしているカメラマン養成所です。

この本を読めば、著者の考え方も分かるので、カメラマン全力授業が気になる人にもこの記事はおすすめです。

トラブル① HASEO氏に講師を断られる

セミナーにポートレートフォトグラファーのHASEO氏を呼んでいたようなのですが、断られています。

「セミナーでカメラマンとしての苦労話や作品への想いを語ってほしい」という内容でのオファーで、一度はOKしていたようです。

しかしセミナーの全貌は、この本の帯に書いてある「たった90日で稼げる」といった短期型のセミナーで、この事が間接的にHASEO氏に伝わりました。

HASEO氏が現在のポジションに来るまでに20年の歳月がかかっている事もあり、セミナーとの意見が合わないという事で講演は無くなりました。

トラブル② セミナーで問題発言

著者の小椋氏とカメラマンの大嶋茂樹氏との合同セミナーにて「撮影禁止の場所でも親族として行けば大丈夫」という会話がありました。

小椋氏と大嶋氏の二人の席ならまだしも、セミナーで受講生に写真撮影のノウハウとしてこんな話をしているなんて、わりとマジで引きます。

この発言はツイッターで拡散され、たくさんのプロカメラマンから「これは駄目でしょ」という声も挙がっていました。

講師というのは”こういう撮影をしては駄目”と言える人でないといけないはず。

副業するならカメラマン レビューと感想

完全にタイトル詐欺だった

まず読んで一番ビックリしたのが、プロフィールを見て分かる通り著者は副業カメラマンを経験した事がありません。

著者が写真を仕事にしたのは自分で写真館を開業してからです。

副業カメラマンの経験の無い著者なので、副業に関する知識やノウハウは皆無。

僕は副業カメラマンの一般的なカット数、打ち合わせの方法や写真の渡し方(副業は依頼者に会う時間が少ない)などが知りたかったのですが、そういった副業ならではの悩みの解決方法は一切書いていませんでした。

俺は何のためにこの本を買ったんだ

著者の経験が半分、セミナーの生徒の実体験が半分

副業に関する情報も少ないのですが、他の内容も薄い薄い。

何故かと思ったら、セミナーの生徒の実体験をつらつらと掲載しているからでした。

「うちの生徒でこんな人いたよ!」

で終わり。

セミナーのおかげで急成長した実体験でもないので、なおさら薄く感じてしまいました。

元受講生とインタビュー形式で対談などの選択肢は無かったのだろうか。

ひたすら著者の友達自慢を聞かされているようでした

著者のスタンス

著者に副業経験が無いのも問題なのですが、僕がもっと問題だと思ったのは著者の営業スタンスです。

「上手い人の写真をパクれ」と書いてありました。

”パクリの写真で生計立ててます”と言っているようなもので、カメラマンとして恥ずかしくないのでしょうか。

補足説明

このパクる事に関して著者はミラーリングだと言っていましたが、ミラーリングとは相手の動作や癖を真似して距離を縮める心理学のテクニックです。

写真をパクるのはミラーリングではなくただのパクリです。

 

部下の育て方も無茶苦茶で、素人に撮影に行かせるそうです。

著者曰く「ヤバイ」と思えば人は成長するんだとか。

大切な撮影を素人に任せるとか完全に消費者を舐めてる

テクニックは全体の1割未満

カメラのテクニックはほぼ出ません。

著者自身が写真のテクニックを重要視しておらず、全体を通してビジネス関連の話です。

「僕たちプロはこう撮ります」と書いている箇所もありますが、冒頭にも書いた通りパクった写真で生計を立てている人なので、説得力もありません。

SNSに超絶写真を1枚アップすれば依頼がずっと来る とも書いてありましたが、超絶写真の撮り方は書いていません。

俺にパクった超絶写真をアップしろというのか

何故か出てくる会社経営の話

副業の本なのに会社経営の話も出てきます。

著者「副業だと自分がインフルエンザになったらどうする~?怖いやろ~?」

ぼく「うん。ぼく怖い。どうしたらいいの小椋先生」

著者「開業すれば代わりができる!!」

「俺は副業がしたいんじゃ!!!」

 

著者「僕は写真を撮らずに収入が入ってきます」

ぼく「え!?一体どうやって?小椋先生」

著者「部下に仕事を振ればえぇんや!」

「だから俺は副業がしたいんじゃ!!」

面白かった所

著者は本の中で「撮らせてください」とお願いした事はないと言っていました。

「撮らせてください」と依頼されるスタイルこそが、大きなビジネスに繋がるんだとか。

そしてその直後。自らフラグを回収します。

SNSのインフルエンサーにダイレクトメッセージで「タダで写真を撮らせてください」

「お願いしとるやんけ!!しかもタダで!!!!」

著者の尊敬できるところ

僕はパクった写真を提供する著者をカメラマンとして尊敬する事はできません。

しかし著者のビジネスに関する行動力や考え方は尊敬しています。

どんな人をターゲットにするか。固定客を付けるにはどうするか。

著者がこれまで考えてきたビジネスのノウハウはしっかりとこの本に載っていました。

この部分は購入してしっかりと読んで欲しいポイントです。

カメラの本ではなくビジネスの本としてどうぞ

正直な所、この本の著者はビジネスの才能が凄いんだと思います。

そしてカメラの本としてではなく、ビジネスの本だと思って読む事をおすすめします。

あまり写真をビジネス目線で考えた事無かったので、ためになる情報が載っていたのも事実です。

僕はこの本を読んで副業カメラマンをしようという気にはなりませんでしたが、副業のために一歩前進できる本ではありました。

一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

この著者はカメラマンじゃなくても成功していたんじゃないかなぁ
副業するならカメラマン
  • 小椋翔 and フォレスト出版
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追記 低評価のレビューに著者が反応

Amazonのあまりの低評価ぶりに著者がインスタグラムで反応しました。

 

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【公式】小椋翔[おぐら しょう]さん(@ogusho)がシェアした投稿 –

顔真っ赤で書いたようなリアクションでめっちゃ長文なんですが、簡単に言うと「下手というなら対決しましょう」という事です。

こいつ本当にプロか?
プロ野球選手やプロボクサーが下手と言われて、「じゃあ勝負しようや」と言うと思いますか?

写真は感性で評価される業界です。
下手だと思う人がいるのは仕方のないことだと僕は思います。

「納得のいかないレビューはAmazonから削除している」と著者が公言しています。
レビューが気になる人は早めに見ておいた方がいいかもしれません。
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