最低限知っておきたいレンズの性能の見方

以前、カメラの性能の見方をまとめた記事を書きました。
今回はレンズの性能についてです。

レンズはカメラの一番重要なパーツと言っても過言ではないでしょう。
なんでも撮れる万能レンズなんて存在しません。

このページでは必要最低限のレンズの性能の見方をまとめました。

レンズ交換の前に基本中の基本をおさらい
一眼カメラ購入前に知っておくべきマウントとセンサーサイズの話

レンズの種類

レンズの種類といっても大まかに2種類しかありません。

ズームレンズと単焦点レンズの2種類です。

高倍率レンズやマクロレンズなど、色々と話を聞くと思いますが、両方ともズームレンズや単焦点レンズの仲間です。

ズームレンズ

ズームレンズは焦点距離が変更できるレンズです。

焦点距離を調節する事で画角を変化させる事ができるので、快適かつフットワークの軽い撮影が可能です。

単焦点レンズ

ズームレンズとは異なり、焦点距離の変更ができません。

撮影そのものは難しくなってきますが、F値(後記)の低いレンズが多く、ボケを生かした撮影が可能です。

基本① 焦点距離

カメラにおいて一番重要なポイントです。

焦点距離はカメラのセンサーサイズによっても変わってくる(変わって見える)ので注意しましょう。

下の記事で紹介しています。

検証!イメージセンサーとレンズのサイズが違うとどうなる?

2017年7月4日

広角と標準と望遠

広角 標準 望遠
~35mm 35~70mm 70mm~

明確な区切りはありませんが、およそこれくらいです。
12mmを超える広角を広角と呼んだり、400mmを超える望遠を超望遠と呼んだりもします。

ズームレンズの場合焦点距離が「〇〇-〇〇〇mm」と表記してあります。
また広角から望遠までカバーできるズームレンズの事を高倍率レンズと呼びます。

単焦点レンズの場合焦点距離が変えられないので、「〇〇mm」のみの表記です。

ズームレンズにも単焦点レンズにも言える事ですが、自分の被写体に合った焦点距離を選ぶ必要があります。
風景などをダイナミックに写したい時は焦点距離の近い広角を、野鳥など被写体が遠くにある場合は望遠を選びましょう。

基本② 最小F値(絞り値)

基本的にF値の低いレンズが良いです。

F値が低い方が光を取り入れる量が多くなり、手ぶれなどが減ります。
ポートレート(人物)撮影においてはF値の低いレンズを使って被写体を際立たせることが多くなります。
星の撮影がしたい人もF値の低いレンズがおすすめです。

F値 ボケ 手ぶれ
低い(~2.8) ボケやすい 手ぶれしにくい
高い(3.5~) ボケにくい 手ぶれしやすい

F値は変更ができるので、例えばF1.8のレンズでもF8.0やF16など最大F値まで絞る事もできます。

ズームレンズの場合、ズームの倍率によってF値が変動するレンズがあります。
変動する場合は「F〇.〇-〇.〇」と表記してあります。
変動しない場合は「F〇.〇」のみの表記です。

変動しない方が光の量が一定なので扱いやすいですが、高価になってきます。

単焦点レンズの場合、焦点距離が変動する事がないので、「F〇.〇」の一つのみの表記です。

焦点距離同様に自分の被写体に合ったF値の選定が重要です。
ボカす必要がないのに、高価なF値の低いレンズを購入する必要はありません。

 

最小F値とは別に最大F値もあります。

絞れば絞るほどボケなくなりますが、F16くらいまで絞ればほとんどボケなくなるので、あまり重要視する人はいません。

 

補足説明

「16-35mm F2.8」「24-70mm F2.8」「70-200mm F2.8」の3本のレンズは大三元レンズと呼ばれ、カメラマンなら持っておきたい憧れのレンズです。
もちろんかなり高価。

「16-35mm F4.0」「24-70mm F4.0」「70-200mm F4.0」の3本を小三元レンズと呼び、大三元レンズよりはお手頃です。

 

基本的な事はレンズに書いてある

焦点距離と解放絞りはどのレンズにも書いてあります。

その他にも、マウントの名前だったり、レンズの口径だったり、手ぶれ補正の有無の記載(ソニーならOSS)もレンズに記載されています。

ズームレンズ F値変動

このレンズは焦点距離16~50mmのズームレンズです。
広角側の解放F値は3.5で、最大まで望遠すると解放F値は5.6に変化します。

ズームレンズ F値通し

焦点距離16~15mmのズームレンズです。
解放F値は「4」としか書かれていないので、広角から望遠までF4.0を維持できます。

単焦点レンズ

焦点距離28mm(単位が書いてあるから分かりやすい)
解放F値は単焦点なので2.8のみです。

その他の機能

手ぶれ補正

名前通り手ぶれを軽減できます。

特に暗い場面や、望遠で威力を発揮します。

最大撮影倍率

「被写体をどれくらい大きく写せるか」という数値です。

最大撮影倍率の高いレンズをマクロレンズと呼びます。

最大拡大倍率1.0をマクロレンズ、0.5をハーフマクロと読んだりもします。

似たような性能で価格が全然違うレンズがあるけど

どのメーカーにも安価な焦点距離50mmのF1.8くらいの単焦点レンズがあります。

しかし他に目をやると同じ50mmのF1.8で10万円を超えるレンズも存在します。

このレンズで撮影すればカメラの設定は全く同じ条件で撮影はできます。
しかし写りはやはり変わってきます。

具体的にはボケ具合だったり配色具合だったり。

ソニー史上最高のボケと言われるSEL100F28gmのサンプルが分かりやすいと思います。

まとめ

良いレンズが高価なのは当たり前です。

やはりレンズ選びにおいて、自分に必要な機能をピックアップする事はかなり重要なポイントになってきます。

例えば手ぶれ補正はある方が便利です。
しかしいつも三脚を使って撮影するなら不要な機能になってきます。

レンズはハマってくるとどんどん新しいレンズが欲しくなってくるので、できる所は削減して購入したい所です。

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