一眼デビューを考えている方!
「とりあえず買ってみよう」と考えていませんか。
カメラはテレビや冷蔵庫などの家電とは異なります。
最初のカメラ選びを失敗すると、今後のカメラ選びやレンズ選びで後悔する事になるかもしれません。
追加のレンズなんて買わない という方は下の記事をどうぞ
コンテンツリスト
カメラと他の家電との違い

一眼カメラとはレンズの交換できるカメラの事を言います。
先ほど書いた、「カメラと他の家電の異なる点」とはまさにレンズの事です。
カメラ本体は他の家電と同様に劣化する消耗品に近いのですが、レンズは長く使えるので、一生の財産と言う人もいます。
レンズ選びに失敗しないためにも、少しカメラの事を勉強してから購入しましょう。
マウントについて

カメラとレンズを繋ぐ部分をマウントと呼び、マウントはメーカーによって仕組みが異なります。
例えばキャノンのカメラにソニーのレンズは接続できません。
またソニーからはマウントが2種類出ており(AマウントとEマウント)この接続もできません。
つまりレンズを買い揃えてしまうと、そのメーカーから移る事は困難になってきます。
イメージセンサーについて

カメラにはイメージセンサー(映像素子)と呼ばれる部品があります。
画用紙のようなもので、ここに光が当たり画像を作り出します。
上の画像の円の中にある長方形の部品がイメージセンサーです。
大まかですが、センサーの大きさによる特徴をまとめました。
センサーサイズ | 大きい | 小さい |
価格 | 高価 | 安価 |
重量 | 重い | 軽い |
画質 | 綺麗 | 大型には劣る |
あくまで目安です。例外も多数存在します。
センサーサイズは主に3種類あり、大きいサイズから順に「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」があります。
フルサイズ(32mm×24mm)
プロやハイアマチュアが多く使っているサイズ。
35mmフィルムと同じセンサーサイズです。
どのメーカーも上位のモデルになり、高価です。
APS-C(約23.7mm×15.7mm)
一般向けでエントリーから中級モデルが多く、フルサイズよりセンサーが小さいです。
一番多く出回っているセンサーサイズでもあり、プロでもサブ機として使う人もいます。
「約23.7mm×15.7mm」と書かれているのは、正確な規格が決まっておらず、メーカー毎にサイズが若干異なるからです。
マイクロフォーサーズ(17.3mm×13.5mm)
パナソニックとオリンパスの規格です。
こちらも一般向けでAPS-Cサイズよりも更に小さいセンサーで、一眼の中では一番コンパクトで、カメラのデザインもおしゃれなモデルが多いです。
プロカメラマンにも使っている人はいますが、動物の写真など被写体と離れて撮影する写真家が多いです。
マウントの組み合わせを理解しよう
基本①同じメーカーの同じマウントで揃える
基本的に同じメーカーの同じマウントで揃えます。
メーカーが同じでもマウントが違うと取り付けできません。
基本②同じセンサーサイズで揃える
センサーとレンズのサイズに注意しましょう。
フルサイズのレンズはAPS-Cに取り付けできますが、センサーが小さい事から画角が変化してしまいます。
例外①マイクロフォーサーズは転用できる
パナソニックとオリンパスに限って、センサーとマウントの規格が統一されています。
つまりこの2社はメーカーは違っていてもレンズはそのまま使う事ができます。
例外②社外レンズを使う
社外レンズを視野に入れているなら、この時もマウントに注意して購入しましょう。
同じレンズでもマウントが複数製造されている事があります。
例外③マウントアダプターを使う
マウントアダプターを使えば異なるマウントのレンズも使えます。
自社から出ているアダプターは安心して使えますが、社外製の非正規品が多くオートフォーカスが使えなかったりします。
マウントやレンズの確認方法
簡単にですが、マウントやレンズの対応サイズの確認方法を紹介します。
基本的に製品の仕様ページに書いてあります。
カメラ側
このカメラはソニーのEマウントのカメラでAPS-Cセンサー搭載のカメラです。
レンズ側
レンズもソニーのEマウントですが、センサーはフルサイズ対応のレンズです。
つまりこのカメラとレンズの組み合わせはマウントは同じなので装着可能ですが、画角が変化するという事になります。
まとめ
面倒でも基本①と基本②だけは覚えておきましょう。
メーカーとマウントとセンサーサイズさえ絞ってしまえばカメラの選択肢もかなり狭まってきます。
と言ってもデビューするカメラにフルサイズ機はちょっと高価なので、現実的な所を見るとAPS-C機やマイクロフォーサーズになるんですけど。
こんな記事も書いているので参考にどうぞ。