検証!イメージセンサーとレンズのサイズが違うとどうなる?

一眼カメラ購入前に知っておくべきマウントとセンサーサイズの話の記事で「センサーサイズとレンズの対応サイズを合わせる」と書きました。

このイラストには「フルサイズセンサーにAPS-Cのレンズの取り付けは不可能」と書いてありますが、正確にはマウントさえ合っていれば取り付けは可能です。

今回は異なるセンサーサイズに異なるサイズのレンズを付けるとどうなるか検証してみました。

使う機材など

カメラ

  • フルサイズ α7II
  • APS-C α6000

レンズ

  • フルサイズ用単焦点レンズ オールドレンズ58mm
  • APS-C用レンズ SEL1670Z

撮影条件

基本的な設定は全て同じで、レンズの組み合わせのみ異なります。
SEL1670Zで撮影する際は単焦点レンズと比較できるように58mmの焦点距離で撮影します。

 

撮影するパターン

カメラのイメージセンサーにサイズがあるのと同じように、レンズにもサイズがあります。
基本的にセンサーサイズに合わせて作ってありますが、センサーとレンズのサイズが異なるとどうなるのか、イラストでで解説します。

センサーとレンズが同じ


最も適切な状態です。

センサーよりレンズの方が大きい


センサーが小さいのでレンズに使っていないスペースがあります。

センサーよりレンズの方が小さい


センサーがレンズより大きく、はみ出てしまっています。

 

実際に試してみる

フルサイズセンサー+フルサイズレンズ


適切な使い方です。

APS-Cセンサー+フルサイズレンズ


「フルサイズ+フルサイズレンズ」よりズームして見えます。

APS-Cセンサー+APS-Cレンズ


こちらも適切な使い方です

フルサイズセンサー+APS-Cレンズ


周囲にケラレと呼ばれる黒い淵が写ってしまいました。

何が起こっている?

センサーサイズとレンズのサイズが同じ場合は問題ないので、説明する必要はないでしょう。

APS-Cセンサー+フルサイズのレンズ

ズームしているように見えますが、センサーが小さい事によるものなので実際は切取りに近いです。
フルサイズで撮影したものを切り取っても同じように写ります。

焦点距離にすると約1.5倍距離が延びます。
つまり58mmのレンズは焦点距離が1.5倍され約85mm焦点距離のレンズを使っている感覚になります。

フルサイズセンサー+APS-Cレンズ

こちらが問題のあった写真です。

右側がフルサイズセンサー+APS-Cレンズ、左側がフルサイズセンサー+フルサイズレンズで撮影たものを合成してあります。
焦点距離が同じでもレンズが対応していないとケラレが起きてしまいます。
取り付けと撮影は可能ですが、実用性としては完全にNGです。

まとめ

フルサイズのレンズはAPS-Cにも転用できます。
「今はAPS-Cセンサーのカメラを使っているけど、いつかはフルサイズを買いたい」と思っているならフルサイズ用のレンズを買っておいた方がいいと思います。

確かに焦点距離が変わってしまいますが、デメリットととるかメリットととるかは本人次第です。
私はフルサイズ用のレンズをAPS-Cに転用して2つの焦点距離が使えると考えているので、デメリットだと感じた事はありません。むしろ楽しんでいます。

くれぐれもフルサイズセンサーのカメラにAPS-C用のレンズを取り付けないようにしましょう!

こういう記事も書いてみました。

フルサイズ機とAPS−C機 1本のレンズで2つの画角を楽しもう!

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